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古典


 花を想う300日(7月下旬)

品種登録制度/陽光(ようこう)

 何冊かの図鑑を見て、特に目をひくのがこの種。形状は普通の桜なのに色が真っ赤・・・。
 さすが、赤の代表、寒緋桜(と赤色とは関係無いけど、天城吉野)から見出された種だけのことはある。新しいだけに、数種しかないという品種登録制度を適用しているとある。ところが、その期限が1999年ともある。何れもちょっと私には、はてなかな・・・。あとでちょっと調べておこうかな。いずれにせよ、あの赤は一見の価値がありそう。これも来年の課題か・・・。

Web-data / 多摩(写)、新宿(写)、石川(無)(51日目:07/21)


おおしま・・・いいえ、おおやまです/大山桜(おおやまざくら)

 残念ながら、何処で見たのか忘れてしまったのだけど、「大きくて赤くて綺麗な花だなぁ〜、なんて種だ?」と看板をみてびっくり「おおしまざくら?!」。以前大島桜は見たことがあったので・・・これはいくらなんでも別種でしょう。目を凝らしてみると「おおやま」だった。前に紹介した「山桜」が西日本を中心に自生する種なら、この大山桜は東日本を代表する自生種。寒い地方や高地に多いため蝦夷山桜とも呼ばれるとか・・・。今回も写真がないのが残念。

Web-data / 多摩(写)、新宿(解)、石川(無)(52日目:07/22)


そのまま?/房桜(ふさざくら)

 大輪半八重のこの花はその名の通り、花が(枝の先端らしい)に房状につく。私の写真は、偶然にも枝の先についているものを撮影した。名前は写真を撮ってから確認したので、意図的にそうしたわけではない。当時、かなり散ってしまっていて、まとまった花がそこにしかなかったのだ。葉は虫食い、花はくちゃくちゃ・・・。花を写す基本がなっていないといわれそうだけど、そんな理由だから仕方ない。でも、私の方が図鑑の写真より ”房” 桜らしさがでているという気がするので、ご勘弁・・・かな。(写真 2000/04/30 多摩森林科学園にて)

Web-data / 多摩(写)、新宿(無)、石川(無)(53日目:07/23)


能と桜/泰山府君(たいざんふくん)

 一度聞くと、何度も頭の中で繰り返してしまうこの名前・・・「たいざんふくん・・・」何の事だろう。わけが解らず、「それって、強い?」思わず問いたくなってしまう。 この花の名前の由来は、大元が中国の神様の名前で、それを題材にした”能”のお題に同名のものがあり、どうもそこからきているようだ。その内容は「泰山府君に桜町中納言が桜の命のはかなさを嘆いて祈ったところ、17日から37日に寿命が延びた」というもの(これが主題?)だそうだ。
 つまり、平たく言うと、他の種より寿命が比較的長い桜ということらしい。(それってやっぱり「強」かったのだ!?)「桜を知ることが日本の文化を知る事になる」という持論は、やはり間違いではないと思う。なぜなら、その世界は能の入り口へも窓を開いていたのだから・・・。

Web-data / 多摩(写)、新宿(無)、石川(写)(54日目:07/24)


系図の本/さくら百花辞典(さくらひゃっかじてん:本紹介)
   (副題「あなたも桜博士になれる(婦人画報社)」

 桜の咲くことのない寂しい季節。何かいい本はないかと探した。この本を見つけ、まず、副題に惹かれた。もろ、この企画の意図するところではないか・・・。128頁の教科書大。芝居や文学、桜守(もちろん、佐野籐右衛門氏も出てくる)の話しまで守備範囲が広いのが特徴。でも、この本が欲しいと思ったきっかけは、分類、系図がしっかりと載っていた点。系統だてた知識もそろそろ必要と感じ購入した。春に撮った写真も手持ち(未掲載)が少なくなり、暑さのごとく乾いてゆく日々・・・。この本が少しだけど「うるおい」の様な新しい活路を開いてくれそうな気がする。

Web-data / 多摩(−)、新宿(−)、石川(−)(55日目:07/25)


いざなぎ・いざなみと桜/妹背(いもせ)

 京都平野神社発祥、大輪八重のこの桜の名称「妹背」は一つの花の2つの雌しべに2つの実がつくことから来ている。妹背とは古事記でいう「いざなぎ」「いざなみ」転じて仲のいい妹と兄、姉と弟(あるいは夫婦)を指す。そういえば、普賢象や関山なども雌しべが2本あったっけ・・・。でも、たしか退化していて実はつけないらしい・・・。なるほどそうなら、うなずける。開花時期も普賢像より早いというから、性格的には一重系に近いのだろうか。図鑑の写真を見る限りでは薄紅色の上品な感じのする印象的な桜である。

Web-data / 多摩(写)、新宿(写)、石川(無)(56日目:07/26)


筋のいい桜?/御衣黄(ぎょいこう)

 黄色い桜として、鬱金とともに珍しい種。こちらはさらに変わっていて白、赤、緑の筋がはいる。それが、個体によって入り具合が違うというのも面白い。有名なので私のどの図鑑にも(下記3Webの全てにも・・・)載っているが、確かに筋の感じが皆違う。私の写真は白が多い花と緑が多い花にそれぞれ少し赤が混じった感じ。
(写真 2000/04/22 新宿御苑にて)

Web-data / 多摩(写)、新宿(写)、石川(写)(57日目:07/27)


源氏物語と桜/手弱女(たおやめ)

 手弱女とは、源氏物語に出てくる言葉らしい。たおやか(=しなやか)な女性を意味するとのこと。当然、その名前を頂いているこの花、可憐でしなやかでないはずがない。これも京都平野神社に原木がある。多摩森林学園の図鑑では大輪八重(写真もそのとおり)、桜ぶっくでは長さ1.8cm(中輪と思われる)で、半八重(8〜14枚:写真もそのとおり)。いずれにせよ、私の理想の女性に近い?手弱女であることに違いはない。

Web-data / 多摩(写)、新宿(無)、石川(写)(58日目:07/28)


長い名前と桜/梅護寺数珠掛桜(ばいごじじゅずかけざくら)

 漢字を読むのも大変な、おそらくもっとも長い名前の桜。梅護寺は新潟県京ヶ瀬村というところにあり、そこに伝わる親鸞の伝説から取ったとのこと。見た目は兼六園菊桜によく似ている・・・と言いたいのだけれど、私の写真が間違っている可能性もないではない・・・。参考本「新宿御苑の桜」の最後の頁に仲良く並んでいるこの2者は、実際、御苑でも並んでいる。本の位置表示記号の微妙な差から手前がこちらだと判断した。(奥にかすんでみえるのが、前に紹介した兼六園菊桜、若干色が濃い)
(写真 2000/04/23 新宿にて)

Web-data / 多摩(写)、新宿(写)、石川(無)(59日目:07/29)


上向きな桜/天の川(あまのがわ)

 「桜の花っちゅうのは、み〜んな、下をむいとるんじゃ、それはな、人に見てもらいたい、見てもらいたい・・・そういう一心からなんや。だから、人間もそれに答えてよ〜く、見てやらんとな。そして、大切にせなぁ、あかん」これは、TVで見た佐野籐右衛門氏の言葉。でも、それにたて突くようなひねくれものもいる。それがこの花。上を向いて咲く。何故かというと、何冊も図鑑を開いた末、分かったのだけれど、樹木自体が横に広がらず、いちょうの様にすっと上に伸びるらしい。その枝のあいだあいだに花が付いている。それで上向き。彼は藤右衛門氏もてこずる、やんちゃものなのだろうか?。ほんとに桜は面白い。

Web-data / 多摩(写)、新宿(写)、石川(写)(60日目:07/30)
   


料亭と桜/貴船雲珠(きぶねうず)

 もとは京都貴船の料亭にあったものとのこと。近所である鞍馬神社から譲り受けたというのも面白い。雲珠とは鞍(くら)の飾りのことらしい。写真の出ていた図鑑を見る限りでは、大輪、白色一重の花で、その並びが浅いU字型に見える。そこから来た名前なのだろうか。これは、私の推測だけれど・・・。命名したのは、佐野籐右衛門。ただし、この藤右衛門は、先代なのかもしれない・・・。いつもそうなのだけれど、彼の名前がどこかに出てきても、現藤右衛門なのか、先代なのか、先先代なのか記述が無い場合がはほとんど。U字型に花咲くその写真を横目に思う。困ったものだ・・・。

Web-data / 多摩(写)、新宿(無)、石川(無)(61日目:07/31)
  


〜 書式紹介 〜

(題名/関連する桜の名称、あるいは関連する事項)
(本文)
(web ちょいと見(関連する桜、あるいは事項についての超簡易情報))
      ・・・詳細情報は、「桜目次の参考文献/URLをご参照ください」

   多摩・・・多摩森林科学園  
   新宿・・・新宿御苑(多摩森林科学園内)
   石川・・・石川県林業試験場

   該当種紹介:無・・・登録なし  解・・・解説のみ  写・・・写真と解説
             または接続不良 
           −・・・対象外項目
                          (通し番号:日付)


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