心理学を学ぶには?カウンセラーになるには?
臨床心理士指定大学院受験レポート3&そして・・・



昼夜開講制の臨床心理士指定大学院にやっと合格しました・・・。

社会人をやりながら大学院に行きたいと思い,夜間制あるいは通信制に限定して受験を続けてきました。しかし何年も連敗続き。もう今年で打ち止めにしようと思っていました。最後に気持ちの整理をつけようと,この年は1校を1回だけ受験してみたのです。



色々と通知が届いた時は,何か喜ぶというよりは,呆然とした感想でした。これからなのにw

まだまだ,大学院受験で苦闘されている方々も多いと思います。あまり参考にならないと思いますが,何かの支えになればと思い,ダメダメな受験の体験談を記します。

取り組みは例外だらけと自負します・・・。


■1.受験した臨床心理士指定大学院の方向性

・・・仕事をしながら,自活して学ぶことをこだわりにしていました。つまりのところ,通信制か夜間制の大学院に限定していました。探してみると実は意外とあるんです。

ケイコとマナブ.net社会人・学生のための大学・大学院

この方面の倍率は少し高めです。ですが,自活している以上,受験料の心配はあまり無い?はずです。
仕事を継続していたから何年も受験してしまった・・・肯定的にも否定的にも考えることができます。


■2.臨床心理士指定大学院の合格までの年数

・・・初回の大学院の受験から,合格までに7年かかりました。

1年目:
何の前提知識もなく1校へ出願。履歴書や研究計画書は就職活動で用いた自己アピールを少し手直して送付→書類審査で撃沈(当然)。通信制の学部を受験し合格。


2年目:
通信制の学部で心理学を学び始める。学べば学ぶほど,今の知識では大学院は全然無理と自覚し,受験は自重。


3年目: 通信制の学部で心理学を学び続ける中で,通信制の大学院を1回だけ受験。筆記試験を通過し面接試験へ。面接試験で硬直し沈黙。「志望理由は?」→「いやぁ,何となく(爆)」みたいなやり取りで撃沈(当然)。

4年目: 通信制の学部で卒論を書いて卒業。この年は,複数の大学院を受験する。筆記に通ることもあったが,面接で撃沈。大学院によっては,超圧迫を感じさせる面接も(適正うんぬんまで指摘され追い込まれる,まぁ受験者本人の態度が招いているのかもしれないが)。

5年目: この年も,複数の大学院を受験する。筆記に通ることもあったが,面接で撃沈。補欠候補も来るが繰り上げされず。視点を少し変えて,臨床心理士指定ではない大学院(夜間1年制)を受験し合格する。

6年目: 大学院(夜間1年制)で臨床心理学を学び修了。多くの素晴らしい先生,院生仲間に出会う。講義やスーパービジョンを通じて,今までとは異なる視点で自己を直視できるようになる。この年も,複数の大学院を受験する。筆記に通ることもあったが,面接で撃沈。それまで超圧迫と感じていた,とある通信制大学院の面接も圧迫と感じなくなる(けど落ちる)。

7年目: 心理系大学院を修了したことで,幾つかの学会認定の心理士の資格が取れるようになる。それらの資格取得を通じて,これで十分と考え始める。ただ,ある昼夜開講制指定大学院の先生方が顔まで覚えて下さり,毎年の説明会や面接で,親身に話を聞いて下さっていたのが心残り。そこを最後にして打ち止めにしようと思い1校1回だけ受験。「将来どんなカウンセラーになりたいですか?」→「どっしりと構えて,子供たちから信頼されるようなカウンセラーになりたいですね」→そして・・・


たぶん,総受験回数15回くらいです。受験料の相場は\35,000ですから・・・。とほほ,こんな人間もいるんです^^;。



■3.受験生活のスタイル

・・・普通に仕事して自活していました。受験勉強は毎日こつこつと。

私は1日何時間も勉強できる人間ではありません。1日30分ぐらいです。毎日こつこつと。普通に生活をしていると仕事や私生活で色々としんどいことに遭遇します。気分が乗らない時はやりませんでした。遊びや旅行にもいきました。試験直前は1時間くらいです。

学力は積み重ねだと実感しています。現役合格の方は1年でクリア。私みたいな人間はこれだけの年数がかかってしまうんですね・・・。とほほ,こんな人間もいるんです^^;。




■4.勉強の内容

・・・塾へは一切いきませんでした。ここもこだわりです。でも,通信制の学部へいったりしたのでお金はかかってしまいました。高卒からすぐに心理系の学部へ進学した人は,その辺が強みだと思います。

勉強法についてはネット上に沢山あるので,最小限の予算で少なくともこれだけやっておけば,棒に引っかかるかも?レベルにしておきます。

まず当然ですが,受験する大学院の過去問を読むことは必須ですよ^^。


(1)研究計画書

院試の研究計画書ですが,専門的な訓練を受けていないと書けません。受けていない方は,書き方の本を読んでみて無理!と感じた場合は,やはり人から直接学ぶ工夫が必要だと思います。

一応,アマゾンのリンクを貼っておきます。とりあえず自分に合いそうなのが1冊あれば何とかなるかと。

研究計画書の書き方 

心理学論文の書き方 



(2)英語



心理系大学院入試頻出英単語

とりあえずこれ1冊だけ買いました。最初は意味が分からずにつらかったので,本文(英単語400文字+長文読解)だけ勉強したら撃沈。最終章の重要単語一覧(英単語1364文字)まで勉強&以下のページを全て読んだら,筆記試験が通過するようになってきました。

Psychology Classroom at AllPsych Online

海外の心理学者の団体が,初学者向けに提供している教科書です(英語)。当然無料。しかも専門科目も学べるわけです。そしてPC上で読むと翻訳してくれるんですよね。ふふ。


Dungeons & Dragons Online<番外編>

大学院に落ちまくった時にストレスがたまり,オンラインゲームに逃避し,依存しました。どうせなら海外の英語のゲームをやって勉強してしまえ!のノリで,洋物のオンラインロープレを始める。
・・・結果として,海外のゲーマーと,英語でそこそこコミュニケーションが取れるようになる。逃避したつもりが,英語のテキストもそこそこ読めるようになる。ゲーム上では女性のキャラを動かしていたのでアルゼンチンの男性プレイヤーに口説かれ,事情を説明するのに苦労するww


(3)専門科目



臨床心理士試験対策心理学標準テキスト

初めから終わりまで,2〜3回読み返したら,大学院によっては筆記が通過するようになる。とりあえず3〜4年程度,使い続けました。




臨床心理士試験徹底対策テキスト

最後に合格を決めたのがこれです。びっくりしたのは,上記のテキストでまったく扱われていない領域があったり,その逆があったことです。つまりのところ,万能問題集1冊だけで勝負するのは大変に危険だったということですね。



■5.最後に

実は最後に,もう一回受験して打ち止めにしようかなと思ったのは,V.E.フランクル「夜と霧」を読んだ直後なんです。

彼の言葉に,
「今やっていることには必ず何かの意味がある」

みたいな記述があるんです。

私も,「もうどちらに転んでも人生に収穫があった」という気持ちで受験に臨みました。


笑いあり,涙ありの臨床心理士指定大学院受験。苦闘されている方々の自己実現をここで応援したいと思います・・・。



このページは、心理学サイト「性と文化の革命家」と
「心理学を学ぶには?カウンセラーになるには?」の記事です。
性と文化の革命家(心理学の偉人伝)  心理学を学ぶには?カウンセラーになるには?(誰でもこれから実現できる方法)  参考文献