創造の病 Creative illness 



The State Hermitage Museum in St. Petersburg

 

精神医学者エレンベルガー(H.Ellenberger)が唱えた概念。

天才は心が病む経験をしていたという概念である。

 

フロイトユングの生涯を研究していたエレンベルガーは、創造的な思想や真理を発見する人々は、長年の神経症的状態を経験していた事実を認め、それを「創造の病」と名付けた。

フロイトは、自身の神経症の体験を自己分析し、精神分析を体系化した。そしてユングはフロイトから破門された直後に内的な危機を体験し、そこから分析心理学を体系化したという。

「創造の病」は天才的な科学者、思想家、作家、音楽家や芸術家、が経験するという。

 

主な傾向として以下の点が挙げられる。

1、長時間、不休の知的作業へ没頭した後に突然起きる。

2、症状として、うつ病、不眠、頭痛など神経症的な症状が続く。

3、病は数年間にも及ぶことがあり、その人は完全な孤独感に悩むが、知的作業は継続される。

4、回復は突然に訪れ、爽快な気分を味わう。そして自分は新しい精神世界を発見したという確信を携さえ社会的な評価を得る。



このページは、心理学サイト「性と文化の革命家」と
「心理学を学ぶには?カウンセラーになるには?」の記事です。
性と文化の革命家(心理学の偉人伝)  心理学を学ぶには?カウンセラーになるには?(誰でもこれから実現できる方法)  参考文献