雲と水面

ただまさにしるべし、七佛の妙法は、得道明心の宗匠に、契心証会の学人あひしたがふて正伝すれば、的旨あらはれて稟持せらるるなり、文字習学の法師のしりおよぶべきにあらず(弁道話)





坐禅会の紹介・リンク

居士(一般の人)でも、室内に入って公案指導を受けられる坐禅会を紹介します。



三宝興隆会

    さんぼう こうりゅう かい 
  Sanbo−Kyodan Society


 師家 山田凌雲老師 窪田慈雲老師 その他。

 大雲原田祖岳老師の高弟・安谷白雲老師が、曹洞宗の現状を憂いて昭和二十九年に創立した「三宝教団」の参禅会である。曹洞禅・道元禅を標榜し、大雲系の公案禅を継受している。現在の山田凌雲管長は、第二世山田耕雲管長を嗣いだ第三世窪田慈雲老師を平成十六年十月に襲った第四世である。
 参禅会場は、三宝教団本部のある神奈川県鎌倉市長谷の三雲禅堂のほか、東京都世田谷区、渋谷区、千代田区、桧原村、大阪府高槻市、熊本県菊池郡西合志町、和歌山県田辺市などから広く海外に及んでいる。
 昭和四十一年に安谷白雲老師を東京から招聘して熊本の地に生まれた九州白雲会(日高一道居士)は、三宝教団の中にあって、独自の存在感がある。

 現在、横浜市港北区大倉山に新しい坐禅堂を建立する構想が進行中である。教団本部も鎌倉市からここへ移し、平成二十五年秋の開単を目指している。

 外国人・キリスト者の指導者や参禅者が多い点にも、本会の特徴が見られる。参照文献として、佐藤 研「禅キリスト教の誕生」(岩波書店・平成二十年・二千五百円)。著者は、会員で立教大学教授。

 欧州における教勢の盛んな事は前掲の秋月老師の論稿にも見られたが、山折哲雄氏の紀行文でもまた同趣旨の紹介がされていた。たしかに外国人師家による海外の活動はきわめて活発で、伝統教団の曹洞宗や臨済宗のそれを凌駕している。最近では欧州のみならず、豪州からの参禅者や北米の会員の増加が顕著である。

 会員は、各地で参禅できるほかに、一般には入手できない「無門関独語」など白雲老師の著書を実費で購入できる。

 事務局 (03)5210−6669。年会費五千円。

 三宝教団のホームページ(Home Page in English/Deutsch)をご覧下さい。西欧に教線を張る教団の面目を示して、和文のほか英文、独文の三ヶ国語により編集されている。

本会の坐禅を知るには、山田耕雲「新版 禅の正門(しょうもん)」(二千八百円。春秋社品切れ。会員頒布用増刷出来)。同書に収録された劇的な見性体験記「再見性の大歓喜」は、悟り(見性)を求めて坐るすべての禅友に感動を呼ぶ必読のものとして勧めたい。



少林窟道場
しょうりんくつ どうじょう
Shorinkutsu−dojo

師家 井上希道老師


 昭和六年、大阪府高槻市に飯田トウ隠老師によって開創され、昭和三十三年に、第三世・洞天義光老師によって広島県竹原市忠海(ただのうみ)町の勝運寺に道場を移して、現在に至っている。平成二十年には、五十周年を迎えた。現師家の井上希道老師は第五世であり、古佛・井上義衍(ぎえん老師の甥に当たる。

年に数回は、東京においても井上希道老師による参禅会が開かれている。

 開山・飯田トウ隠老師は、居士身にて南天棒(中原ケ州)老師の膝下にあって禅機を養い、その印可を得た。大正十一年、還暦を期して禅風昂揚のため原田祖岳老師を授業師として福井県小浜市・発心寺にて出家得度し、後年嗣法した。その力量は、曹洞・臨済両宗に於いてきわめて高く評価されている禅匠である。「曹臨両宗を通じて、百五十年、二百年以来、和尚の如き道眼精明の宗師はなかったと思う。曹洞に於ては月舟天桂以後、臨済に於いては逐翁雪潭以後にはあるまい。」と原田祖岳老師は評されている。(「トウ」の文字は、「木」偏に「黨」の旁)

詳細は少林窟道場のホームペ−ジ(English and French pages included) をご覧下さい。
また、井上希道老師の「少林窟法語メールマガジン」が、無料で発行されている。





八 曹 会
   はっ そう かい
hasso-kai
 
 師家 青井秀山老師

 東京国際仏教塾の曹洞宗コース卒業生を対象に、平成八年に生まれた参禅会である。「坐禅の目的は何か、なぜ坐禅をしなければならないのか」という禅の原理を初めに明らかにしてから坐らせる「禅理禅」という指導法に依っている。中高年になってから発心した人々をも、すみやかに見性に導こうとする工夫である。

 師家の青井秀山老師(横浜市・西有寺専門僧堂)は、十代から安谷白雲老師の指導を長年受け、白雲老師遷化の後は、その法嗣・擔雪岡田利次郎居士に師事して大雲系の公案禅を受け継いでいる。陸軍幼年学校・陸軍士官学校卒業後、帝国陸軍(少将)・陸上自衛隊(陸将補)を経て、定年退官後に西有寺住職・横山敏明老師(曹洞宗大本山総持寺監院)を本師として六〇歳で出家得度し、後年に嗣法した。

 会場は、主として千葉県船橋市。年会費二万円。

紅葉の永平寺

吉祥山永平寺



東 照 寺
とう  しょう  じ
Toshoji-temple

師家 出口鉄城老師 


 大雲原田祖岳老師を開山とする東京都品川区にある曹洞宗の寺院。師家の出口鉄城老師は、原田祖岳老師の印可を受けた二代目住職・伴鉄牛老師から印可された第三代の住職である。坐禅会では、独参指導を行う。
 最近、ホームページに原田祖岳老師の肉声による「無門関」第三則(倶胝竪指)の提唱が収録された。

 東照寺のホームページ (Toshoji International Zen Center)



   鐡 舟 会
     てっ   しゅう   かい   
Tesshu−kai

 師家 高田玄中老師 


 剣禅一如の境地を体現した維新の英傑・山岡鉄舟居士邸宅跡地に立つ鎮国山高歩院(こうほいん)(開山・精拙元浄禅師)を常設の道場として、鉄舟禅を挙揚しようと昭和二十二年に生まれ、その禅風を今に伝えている。居士の参禅会としてよく知られている名門である。
 現師家の高田玄中老師は、天龍寺・関精拙老師、関牧翁老師を継承した大森曹玄老師(本会創始者)の法を嗣いでいる。
臨済宗天龍寺派。
 
 例会: 毎月(八月は、休み)
  第一・第三土曜日(坐禅、独参、提唱、筆禅道)
  第二日曜日(師家不在のため坐禅と筆禅道のみ)
    午前十時から午後一時まで

  上記例会のほか、接心、夜坐がある。
本会の坐禅を知るには、大森曹玄「参禅入門」(春秋社・千八百円)。



 高歩院: 〒164-0011 東京都中野区中央1−17−3
 JR東中野駅から南へ徒歩十分。地下鉄丸の内線・大江戸線中野坂上駅から北東へ徒歩七分。

 詳しくは、鉄舟会ホームページをご覧下さい。







紅葉の永平寺

吉祥山永平寺


人 間 禅
にん  げん  ぜん
ningen-zen


 師家 丸川春潭老師 その他


 山岡鉄舟、中江兆民、今北洪川らによって、明治時代初頭に生まれた居士禅の会「両忘協会」を母体としている。昭和二十三年に再建され、坐禅による人間形成を目指す参禅独参の会である。平成二十年には創立六十年を迎えた。
 本部道場を始め、北海道から九州まで全国に十七の支部道場を持ち、白隠禅師の法脈を嗣ぐ九人の師家を擁する。
本会の禅風を知るには、芳賀幸四郎「禅入門」(たちばな出版・千円)。

本部道場:〒272-0827 千葉県市川市国府台6-1-16
電話 047-373-7572  Fax 047-373-7561

 人間禅ホームページ(English Page included)



釈迦牟尼会
しゃか むに かい
shakamuni-kai

師家 山本龍廣老師


  大正九年に、無相定光老師により一宗一派にとらわれない坐禅の会として設立されたが、その法脈は臨済・白隠慧鶴下に連なる。第二代会長が、高名な苧坂(おさか)光龍老師。現師家の山本龍廣老師は四代目となる。昭和三十年に創刊された機関誌「禅味」が、平成二十年夏に五百号を迎えた。
本会の坐禅を知るには、苧坂光龍「在家禅入門」(大蔵出版・千五百円。残部僅少、保管状態下)。

 坐禅会場は、本部のある「東京坐禅道場」や根本道場の「不二般若道場」のほか、東京都三鷹市、兵庫県西宮市、三重県名張市、長野県長野市にもある。入会金二千円、年会費一万二千円。

 東京坐禅道場:〒135-0023
東京都江東区平野1-6-1 地下鉄東西線・門前仲町駅から徒歩十分。大江戸線・清澄白河駅から徒歩五分。電話兼Fax(03)3820−5949
 不二般若道場:〒410-1114 静岡県裾野市大畑105  電話(0559)93−6546。又は(0559)92−3004(森本善雄宅)。

 問い合わせ先 宗務局:電話(03)3642−6165  Fax(03)3642-6175



 詳細は、 釈迦牟尼会ホームページをご覧下さい。



少林寺禅道場
しょうりんじ ぜん どうじょう
shorinji-temple


師家 井上貫道老師


 静岡県掛川市の少林寺(曹洞宗)における井上貫道老師の参禅会。毎月一回(日曜日)、朝五時(夏は四時)から午後五時まで開催される坐禅会で、独参も行われる。提唱は「百丈広禄」。参加費は食事代を含めて五千円。
東海一の禅匠との誉れ高い井上貫道老師は、原田祖岳老師法系に属する古佛・井上義老師の五男で、その法嗣。少林寺住職。

問い合わせ先 少林寺:〒436-0013 静岡県掛川市子隣 309 
電話 0537-22-5355

東京・岡山・静岡各地で開かれている井上貫道老師の坐禅会場と日程など一覧をご覧下さい。



一 空 会
いっ くう かい
ikkuu-kai

師家 田中寛州老師

 京都市左京区光雲寺に於ける坐禅会。毎月、第二、第四日曜日に開かれ、参禅(独参)指導も行われる。
師家の田中老師は、昭和23年大阪府出身。京都大学大学院哲学研究科博士課程の後、相国寺・梶谷宗忍老師の法嗣となり、現在は光雲寺住職。
参加費は、昼食代も含めて各回千円(学生五百円)。
問い合わせ先 光雲寺: 〒606-8446  京都市左京区南禅寺北ノ坊町59番地
電話 075-751-7949

地下鉄東西線蹴上駅下車、北東へ徒歩約15分。
ホームページ




全 生 庵
ぜん  しょう  あん
zenshoan-temple

住職 平井正修老師


 山岡鉄舟居士(開基)が、明治維新に殉じた国士を鎮魂するために、明治十六年に創建した臨済宗国泰寺派の寺院である。開山は、当時鉄舟居士が参禅していた国泰寺住持・越叟(えつそう)和尚。
 政・官・財界からの参禅者が多いことで知られている坐禅会があるが、現在のところ参禅(独参)指導は行われていないようだ。
    ホームページ


紅葉の永平寺

吉祥山永平寺


坐禅・坐禅会情報のサイト


  「まー坐れ What is Zazen?」 は、臨済宗関連サイトと自ら謳っているが、全国の坐禅会リストや僧堂生活の実際からお寺の嫁取りまで、広く多岐多彩な坐禅情報が盛られている。



 宗教全般に関するサイトを検索するには「聖地巡礼」「宗教関連リンク集」が充実しており、便利です。



世界規模の広大なディレクトリ「Open Directry Project」からも、禅宗系のサイトを捜すことができます。



 俊英田中寛州和尚(京都市・光雲寺住職)の東洋思想をめぐる広く深い思索が、形をなしてサイト上に出現した。坐禅を中核とする無我と至誠の大道が示されている見逃せないホームページは「楽道庵(禅と東洋の心)」。
英語版も用意された。 Zen and the Eastern Spirit 



ダライ・ラマ法王とチベット・チベット仏教について学べる「ダライ・ラマ法王日本代表部事務所」の公式サイト。

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 「悟り・見性」を高唱する大雲系の公案禅を勧める、東照寺参禅者・小林太厳居士の詳細な「坐禅ホームページ」が閉じられたようです。原田祖岳老師・伴鉄牛老師をはじめ、禅匠の肉声が聞かれる音声情報など情報量の豊富な他に類を見ない坐禅サイトでした。



 坐禅全般に渡るホームページを数多く紹介する、好個のブックマーク・サイト「雲水ネット」が閉鎖されてしまいました。坐禅を学び実践する上での糸口が網羅され、周到な坐禅のネットワークを構築した内容豊かで有用なサイトでした。



 曹洞宗の目付け役、迎福寺住職・千代川宗圓和尚のブログ「曹洞宗にもの申す」。肥大化した宗門の深刻な病巣をえぐり出し、説得力のある提言を披瀝して、曹洞宗に関心のある人にとって見逃せないものでしたが、最近になり削除されました。著者自身が、教団役員に立候補していたことと、無関係ではないと思われます。



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  は  じ  め  に  曹 洞 宗 と 公 案 禅 
正法眼蔵随聞記と公案禅   文 献 の 紹 介


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