| リン(P)
Pのほとんど(約80%)が骨の中に含まれ、 残りの大部分は、細胞内の陰イオンとして構成されているようです。 リンの調節は、副甲状腺ホルモン(PTH)が腎臓に作用して調節されていますが、
活性型ビタミンDやカルシトニン、成長ホルモンなども影響しているそうです。 透析者の場合、リンが腎臓で排泄されないため、血液中のリンの値は高くなっていく事が多いようです。
リンの正常値!(2.5〜4.5mg/dl)
この値より高い場合を高リン血症、低い場合を低リン血症と呼びます。 しかし、透析者の場合はどうしても高くなってしまう傾向があるので、
透析前のP理想値は、(2.5〜6.0mg/dl)の範囲で出来るだけ正常値に近い方が良いと思います。 リンの値が高くなると!
カルシウムとリンは非常に結合しやすく、血液中でもくっついてしまうそうです。 また、骨以外の場所でも沈着を起こしてしまい、動脈硬化の原因にもなってしまうそうです。
腎機能が残っている場合でも、高リン血漿が続くと腎臓の機能が落ちてしまって、 尿中にリンが排泄出来なくなってきてしまい、副甲状腺ホルモン(PTH)の分泌が多くなってしまいます。
PTHが多く分泌されると、副甲状腺は大きく肥大してさらにPTHを分泌します。 そうすると、骨からカルシウムとリンがどんどん溶け出し、骨がもろくなっていってしまうそうです。
この状態を、続発性副甲状腺機能亢進症と呼ぶそうです。 リンの値が高い時には!
- 蛋白質を制限する!
蛋白質の制限=リン制限となります。 - 炭酸カルシウムなどのリン吸着剤を食事中や食事の直後に飲む!
この場合は、便秘だと炭酸カルシウムの効果が少なくなってしまうので、便秘には注意してくださいね。 - 出来る限り長時間の透析をする!
1回の透析で抜けるリンの量には限界があるようです。 少しでも多くのリンを抜くには、少しでも長い時間の透析が必要になってしまうので、リン制限は重要ですね! 続発性副甲状腺機能亢進症!
症状としては、無症状のということも有るようですが、
- 漠然とした骨の痛み
- かゆみ
- レントゲンで、骨の辺縁がぼやけてくる
- 身長が縮む
- 胸郭の変形
- 副甲状腺ホルモン(PTH)が高くなる
- アルカリフォスファターゼ(ALP)が肝機能が正常でも高くなる
- カルシウムやリンが高くなる
- 副甲状腺が大きくなる
といった症状がでる事があるそうです。 |