狩勝の歌

 「♪ランランラントセ、カネが降る」、の「十勝小唄」に代表されるように、狩勝峠の 歌について、ここで紹介します。北海道を代表する景勝地の狩勝を題材にした歌は、ビックヒットこそ無いもののいくつかの民謡・歌謡曲が製作されている。
 


十勝小唄

 十勝小唄は十勝毎日新聞社の林豊洲初代社長が昭和2年に作詞したもので、レコード化され座敷小唄などとして歌われたそうです。この歌には「十勝小唄振興保存会」というものも存在しており、 平成16年には30周年を迎えた。狩勝峠展望台には「十勝小唄歌碑」もあります。『あれサ日本一豆の国』と、戦前の雑穀景気を思わせる歌詞が特徴。「ランラン」はアイヌ語の「降る降る」と言う単語から取ったものとされ、作物が実る様を表しています。狩勝峠が日本新八景に入選したことを契機に、同峠からの眺めをモチーフに作られたものです。

狩勝小唄

 上の画像は「狩勝小唄」のレコードです。「影を慕いて」「青い山脈」「東京ラプソディ」などの名曲で有名な藤山一郎氏の歌唱で昭和7年に吹き込まれたものです。「雲に通うか上りの汽車が、青葉若葉を見えがくれ・・・」と、峠の雲海の中を蒸気機関車が走り抜ける歌詞で始まる。

狩勝の美少年

 童謡で有名な川田三姉妹の川田孝子氏の歌唱による。昭和30年のNHK「紅白歌合戦」で歌われたというが、不思議なことに「新得町史」にも触れられていない。題名から想像されるのはアイヌの「チャランケ岩伝説(石狩アイヌと十勝アイヌの談判伝説)」に登場する「シオテッカ(シラテッカ?)」という石狩側の代表の少年をモチーフにした童謡だと思ったのですが、歌詞の内容は純粋な恋愛ものである。翌昭和31年11月よりコロンビアから織井茂子の歌唱によって発売されている。(「懐かしの流行歌」というサイトを運営されている夏目魯人さまより情報頂きました。H12.12)

たそがれの狩勝峠

 「男のブルース」「夜霧の滑走路」などのヒット曲で知られる三船浩氏も昭和38年に「たそがれの狩勝峠」という曲を歌っています。この曲は全曲集などにも入っており、今なお入手することが出来る。「細く儚ない希望を胸に」で始まる歌詞は、別れた人を思い出す悲しい歌。

狩勝峠の白い花

 「北海修一」氏歌唱の、「狩勝峠の白い花」 。昭和44年の製作である。新得町史では詳細不詳とするも、ジャケットを見る限り石狩町(現石狩市)をPRする歌のB面として吹き込まれたようである。「涙で別れた初恋の・・・」。三杉一郎作曲・作詞。三杉氏はこの他にも「狩勝ブルース(♪雲に叫んだ、昔の思い・・・)」「狩勝の灯(♪女と別れて、冷たい雨が・・・)」を発表している。

狩勝峠

 「石北峠」で知られる歌手、長坂純一氏歌唱。



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