修正品・改ざん品

 荘印を埋めて修正したもの、特年号のプレミアム目当ての年号改ざんものなどの紹介。
 初心者のうちはカタログとの価格の差のみ気にして、怪しいものに飛びついて後悔することはよくある。また、あるところで数万円を出して購入したものが別のところで数百円で売られていたら腹が立つでしょう。値段の高いものを購入するにはそれなりの覚悟と経験が必要なものである。場合によっては売り手の鑑定力さえ洞察しなければならないこともある。古銭は骨董の一部としても扱われますが、贋物をつかまされるのは買い手の責任という考え方も存在するようなので気をつけたいものです。ブランド品のコピーをデパートで販売すれば賠償の対象になるかもしれないですが、古物はその真贋鑑定そのものや、売価の付け方も統一規格があるわけではないのですから。・・・・なんて難しいことを語ってしまいましたが、雑銭などはそれほど心配する必要はないでしょう。いろいろなものの中から自分の欲しいものを探す。それにはいろいろな情報を集めるのが普通でそのプロセスが一番楽しかったりするものです。
 近年、近代銭では円銀の修正品の多さが問題になっている。金属加工技術の発展に伴い、単純に銀貨の磨いた表面と、修正痕を仕上げた表面の綺麗さの区別がますます困難となりつつある。では、未使用貨が安全かというと研磨剤の吹き付けによってくもりのある(マット状?)贋未使用状態すら作れてしまうようである。

 

 謎の一円銀貨・・・修正半製品?



 竜50銭銀貨 明治13年銘。もちろんこれは年号を書き換えたもの。矢印の部分に跡が残っている。最初、18年の「八」の改ざん品と考えこの欄で紹介したが、どうも30年銘の写しのように思えてきました。

 左の画像が本物の「丸銀」、右の画像が鋳造贋造品に打たれていたニセ「丸銀」。贋物に丸銀を入れることによって本物の権威を借りようとしたのだろうか。(これは改ざんというより、贋物そのものです。)
 これは比較的判別の容易な修正品。文字や玉を削り直した様子がありありと残っている。妙に値段が安いと思ったら「修正品」だったということはよくある。良心的な売り手であれば、よほど精巧でない限りは修正が入っていると説明して販売しているはずである。なぜこういうものがあるのか最初は不思議でしたが、多くは流通時代に中国貿易商が押した「荘印」を埋めたものだと言われています。


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