幻の?カリカチクレンザー

 「狩勝」の名を冠したものというと急行(快速)「狩勝」などが有名で、いろいろな企業名などにも使われています。ですが、地元に三十年以上住んでいる私も知らない「狩勝の名を冠した幻の商品」がありました。かつては「狩勝」という日本酒もありました。「狩勝新得そば」、「狩勝納豆(現在は絶版)」はそれとなく地元では食卓に上がって印象に残っているのですが、これは実際手にしてみて驚きました。

 それは「狩勝石鹸株式会社」の「カリカチクレンザー」という商品です。クレンザーや石鹸・洗剤類と言えば今はP&G・花王・ライオン・ミツワ石鹸・牛乳石鹸などの全国企業が思い浮かびますが、昔は今より中小企業のシェアが高かったのでしょう。

でも、この会社名は全然聞いたことがありません。他にもいろいろな石鹸を製造していたのでしょうか。

 




 紙箱の外観です。 個人的印象としては大工道具の「釘の箱(バラの小箱)」のような感じで、車庫や物置の片隅が似合いそうな雰囲気だと思います。



 良く見ると、現在のような「つや箱」ではなく、厚紙の箱にカラー印刷の薄い紙を巻きつけたタイプの年代モノです。しかも、価格が「三十円」!!。 「衛生上尤も良い」・・・「尤も(もっとも)」という漢字は最近はあまり見かけませんね。

しかもこれ、新品未開封でちゃんと中身が入っています。まさに奇跡的に残った「お宝」です(笑)。



 用途を見ると写真の内容の他に「病院や研究室で殊更好んで使用するようになりました・・・」なんて書いてあります。今のクレンザーより優しく傷のつきにくい材料で製造されていたと見えて、手洗い用にも使用されたようです。



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