第二奇兵隊倉敷・浅尾暴動事件 作成参考資料等

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※ 当HPの図表について、一般的に信用・信頼できるものを使用しています。出典は図表のどこかに記入していますが、未記入のものにつてい は、当HPの参考資料を参照願います。
  図表は歴史的史料として通用します。ただし、全て一人で作成していますので数字間違いの可能性があります。
  地図について、全てカシミールで作成しています。略地図はKenmapで作成しました。
  いずれもフリーソフトです。その他の図は主としてExcelで作成しています。

 1.標題の地名については全て旧地名表記とした。
 2.処刑者の出身地については現在の市町村(平成の大合併以前)の行政区割りとした。
 3.暦年の表記は文書表記の陰暦(和暦)で表し、( )内に陽暦(西暦)を付記した。
 4.月日については文書表記の陰暦(和暦)とし、必要に応じて陽暦(西暦)を記入した。
 5.処刑地について
   「伝承の地」: 記録及び地元に伝承が残るもの。
   「推定の地」: 取材を通じて推定したもの。

・文中の古引用資料について
 【絵 図】
  「地下上申絵図」
   享保(1727)〜宝暦3年(1753)の間に防長2州の町村からの現況報告書に付随している絵地図。

  「御国廻御行程図」
   寛保(1740)〜寛延年間(1750)ごろにかけて藩内の絵図が作られた。用途は藩主の巡視または
   参勤街路の案内に使われた。 jpg(gif)として容量が大きく当ページでは採用していない。

  「防長風土注進案 挿し絵図」
   萩藩が天保の改革(天保12年・1841年1月〜)に関しそれぞれの宰判(郷村支配単位で代官の管轄する地域)
   ごとに監修した地誌。地誌の中に数は少ないが絵図が挿入されている。三田尻村荒図については同注進案
   三田尻宰判(下)内に挿入されている。


第二奇兵隊倉敷暴動事件参考になる史料(資料)、文献など
山口県
■第二奇兵隊書記芥川義天
 非売品で入手は困難です。山口県立図書館貸出可。
■長州藩第二奇兵隊脱隊暴動史料集  国広哲也氏に感謝する一冊です。
■浦靱負と阿月尊攘運動の理念(村上磐太郎著) 幕末維新に貢献した浦家臣団を理解する一助になります。
■防長回天史 もしくは修訂防長回天史
■第二奇兵隊暴徒御処置一件 山口県立文書館蔵 生の史料です。槇村半九郎が記録しました。
■山口県史 史料編 幕末維新6 幕末諸隊の記録です。断片的に第二奇兵隊も記載があります。
岡山県
■総社市史 近世史料編
 総社市史(全七巻)の五巻目として、近世史料編が刊行(1990年3月)された。
 この中に風窓紀聞附録備中騒動記(本城 温/著)や角田家文書、樋口家文書など貴重な資料が掲載されている。
 浅尾騒動、角田家文書は圧巻です。 今後も総社近辺。都窪郡村落の史料が発見される可能性を秘めている地域です。
■岡山県史 第二十六巻〜二十七巻
 第26巻には、記述者不詳としているが「丙寅初夏倉子城日記」が収録されている。作北(岡山県北部、津山市近郊)の庄屋や百姓が 倉敷事件にどう関わったのか垣間見ることができる。 また、倉敷騒擾一件書類として当時代官所次席であった 田中東蔵関係文書が録され、代官所内死傷者の検死記録がある。
二十七巻には、立石孫一郎の儒学の師とされている、本城 温が著した「風窓紀聞附録備中騒動記(上、下)」が掲載されている。
●風窓紀聞 附録備中騒動記(上、下)本城温(慶応二年八月刊)
岡山県史第二十七巻 近世編纂物 岡山県史編纂委員会 S56/3/31発行
 本城 温は立石孫一郎の儒学の師。また、総社市史近世史料編にも掲載がある。
 早い段階で各種史料(資料)をまとめています。史料性は高く、これを基盤にし補完すれば 暴動事件の全体像に迫れます。 本城 温は、玉島地方史(中)に掲載されている幕軍宿割帳の原本を見て書いていると思います。
■倉敷浅尾騒動史 渡辺頼母(知水)/編 大正8月9月15日発行
 本城温をなぞり、防長回天史の体裁となっている。脚注入りである。
 山口県立図書館貸出不可。  註) 号は知水。 吉備外史を著す。教育者、地方史研究家。
■旧版 倉敷市史(5冊10冊) 永山卯三郎/著・編
 昭和5年11月12日 岡山県通史編下
 昭和13年1月15日 吉備郡史巻下
 昭和34年脱稿 倉敷市史第56章 などからまとめ上げ、大変な労作です。
  なお、永山の事績と著作物について「倉敷の歴史 第19号 2009年3月 (大森久雄/著)」に詳しい。
■金光教学 15 (永代御用記 大谷村庄屋小野慎一郎)
 浅尾藩に動員された百姓。事件後や、庶民を知る一級資料。小野慎一郎は事件当時28才です。彼の困惑と驚愕はいかばかりだったことでしょう。  事件で死亡した定次郎の戒名院号問題で付けようとしない寺との軋轢。その後農兵「有志組」の責任者を命令されるなど大変な目にあっています。
 岡山県浅口市立図書館もしくは、金光図書館にありまます。
■苫田郡史
 美作(岡山県津山市周辺)は幕府領が点在していました。ここから多数の作北天領援兵隊が出陣しました。 4月14日には犠牲者も発生しています。 津山近郊塔中村(たっちゅう)の庄屋が倉敷代官所襲撃事件当日郷宿淀屋に宿泊していました。 また浪士の探索や笠岡まで帰っていた桜井久之助に事件勃発の注進を行っています。農兵派遣の実態が書いてあります。
■笠岡市史 (資料編)
 当時の倉敷代官所桜井久之助は不在でした。一般的には幕長戦争準備のため在広していた幕閣への挨拶とされています。 大間違いです。 真実はここに記載(P531)されています。
■大谷村 小野家書上帳
 事件経費明細などが記録されていますが未刊行で残念です。  金光教学研究所が小野家文書として持っています。閲覧可能です。
■須恵村庄屋 藤澤啓二郎文書が残っていることは金光図書館に確認ずみです。  金光教は教祖(文治)のことについては熱心ですが外のことには当然ですが刊行に興味を持っていません。ここにも第二奇兵隊に関する資料が眠っているはずです。
■玉島地方史 中 (大田茂弥氏)
 倉敷騒動制圧のため幕軍玉島上陸宿割が掲載されています。兵種、姓名ならびに 派遣人員が宿泊先ごとに掲載されている貴重な史料です。 幕府軍宿割り著者 大田茂弥氏。ただし出典は不明です。
◆その他雑感
 市町村史に記載してあるから事実(史実)だとは限りません。つい最近でも新装なった新修倉敷市史にでも 暴動事件の移動ルート間違いが記載されていました。
暴徒御処置一件櫛部坂太郎項、「由宇湊ニて夜を明し伊保田ニて孫一郎其外〜」の記述を 後世の史家がそのまま信じご丁寧にも冠詞まで付け加え〔岩国領〕由宇としてしまうなどです。本当は大島郡東和町の油宇なのです。これなど、地図に航路をプロットしてみれば地名記述の間違いが分かるはずです。
元凶は、暴徒御処置一件をしたためた槇村半九郎が記述を間違えたことにあります。御処置一件乾・坤の最後の頁の記述でした。
<= 暴徒御処置一件で槇村半九郎は地名文字を間違え由宇湊と書いた。
また、確実な史料として浪士たちが浅尾藩陣屋に遺留した日記があり、そこには間違いなく油宇としています。
1.遠崎〜安下庄(安楽寺)〜沖家室〜由宇(岩国領)〜串ケ瀬〜伊保田〜須波
維新史研究者高木俊輔氏が、その著述「明治維新草莽運動史」にこの記述をしており、各市村史記述者が著名な研究家の内容を検証しなかったことに 起因すると考えられます。
2.遠崎〜安下庄(安楽寺)〜沖家室〜油宇(毛利領)〜串ケ瀬〜伊保田〜須波
 沖家室〜由宇(岩国領)〜串ケ瀬だと航路が行ったり戻ったりとぐちゃぐちゃとなるのです。
 
  • 参考資料  当HPで参照した文献等
  •  
    書     名 発  行  所 著者・編者 発行年月日
    東和町誌東和町宮本・岡本/共著S.57.09.15発行
    下松市史下松市役所 H.01.11.03発行
    光市史光市役所 S.50.03.31発行
    平生町史平生町役場 S.53.03.20発行
    大和町史大和町 S.58.10.01発行
    熊毛町史熊毛町 H.04.03.31発行
    田布施町史田布施町 H.02.12.01発行
    柳井市史柳井市 S59.10.09発行
    本郷村史第一巻本郷村教育委員会 H.03.03.25発行
    岡山県史(第26巻)岡山県史編纂委員会(倉敷騒擾一件ほか)S.58.11.24発行
    岡山県史(第27巻)岡山県史編纂委員会風窓記聞附録備中騒動記S.56.03.31発行
    総社市史(通史編)総社市史編さん室 H.10.03.31発行
    総社市史(資料編)総社市史編さん室(角田家文書) 
    倉敷市史(5冊)名著出版永山卯三郎/編:著S48.08発行
    倉敷市史(10冊)名著出版永山卯三郎/編:著S49.01発行
    高梁市史高梁市高梁市史編纂委員会/編S54.12.25発行
    苫田郡史苫田郡教育会苫田郡教育会/編S02.06.30
    笠岡市史 (資料編)笠岡市笠岡市史編さん室/編H11.10発行
    玉島地方史(中)忘牛庵大田茂弥/著H3.10.01発行
    倉敷浅尾騒動史(山口県立図書館蔵)渡辺知水編T.08.09.20発行
    倉敷浅尾騒動記瀬戸内海文化連盟角田直一/著1964.09.15発行
    永代御用記 慶応二年金光教学9 小野家資料金光教1975
    長州第二奇兵隊暴動資料集光図書館国広哲也/編S.52.09.20発行
    維新動乱の倉敷倉敷文庫刊行会森脇正之/著S.54.08.05発行
    第二奇兵隊書記芥川義天(自家版)芥川義導/著S.43.10.10発行
    第二奇兵隊参謀
    楢崎剛十郎の手紙とその生涯
    (自家版)楢崎二郎/著S.60.10.20発行
    修訂防長回天史 末松謙澄/著1980.05.26発行
    幕末の長州中公新書田中 彰/著S.40.11.25発行
    山口県史 史料編 幕末維新3山口県山口県2007/2/28発行
    山口県史 史料編 幕末維新6山口県山口県2007/6/30発行
    明治維新草莽運動史茎草書房高木俊輔/著1974.10.01発行
    防長維新関係者要覧山口県地方史学会田村哲夫/編S.40.10.01発行
    幕末維新殉難者名鑑新人物往来社明田鉄男/編S.61.07.10発行
    明治維新人名辞典吉川弘文館 S.56.09.10発行
    防長史談會雑誌 第4巻国書刊行会防長史談會/編S.51. 3.25発行
    幕末の烈士赤祢武人(自家版)大心池 正/著S.52.10.10発行
    維新100年と光市光市地方史研究会野田 一/編S.43.03.30発行
    三井郷土史話 岩本忠一/編S.55.08.01発行
    周防山代の回顧錦町教育委員会 S.42.11.20発行
    激動の長州藩 山口県立博物館/編H.02.07.27発行
    山口100年(維新の遺跡) 読売新聞西部本社編S.47.03.20発行
    山口県の百年山川出版社小川・河村・火野・
    梅村/著
    1983.12.25発行
    百姓一揆総合年表三一書房青木紅二/著1990.12.15発行
    新選日本史図表第一学習社 1989.03.10発行
    標準日本史地図吉川弘文館 1989.04.01発行
    絵でみる防長の町と村 山口県立文書館H.01.10.20発行
    早島の民家早島町教育委員会 S.59.03.31発行
     
  • 参 考 機 関 等
  • 久賀町教育委員会美和町教育委員会防府市教育委員会平生町教育委員会
    下松市教育委員会萩市教育委員会橘町教育委員会東和町教育委員会
    大島町教育委員会本郷村教育委員会総社市教育委員会倉敷市史編さん室
    山口県立図書館橘町公民館熊毛町教育委員会岩国市懲古館
    山口県立文書館下松市立図書館田布施町郷土館光市立図書館
    防府史談会久賀歴史民俗資料館周南市立図書館周南市郷土史研究会
    総社市立図書館倉敷市立図書館玉島図書館水島図書館
    通化寺資料館 〔閉鎖。資料館文物は岩国懲古館〕常設展示はしていない。
    一部、市町村名は平成大合併前のままである。


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