V.糊塗弥縫
藩財政窮乏に対応するため
藩士への減封(借知・半知)そして商人への御用金や借金。 更に藩札発行で現状を糊塗弥縫(ことびぼう)した。
財政危機克服のための藩政改革は喫緊の課題であった。 そこにはどうしても踏み込まざるを得ない
部内改革(門閥打破)と財政改革が必要であっが、それにはあまり手を付けず藩権力強化策として
農民への一方的公租負担強化策を行った。
更に安政5年(1858)5月外国との通商が始まると内需完結型の国内物資が輸出され
生活必需物品までも市場に出まわらなくなり猛烈なインフレに見舞われることになる。
下層民や下級武士の生活は困窮の度を深め末期的状況に至った。 幕末大乱は下級士族と百姓階層の
経済的崩壊があったことによる。 このキーワードなくして幕末
は語れない。 組織論的に諸藩をみるとき 「対外的有効性の確保」と「対内的有効性の確保」
が両輪として機能しない藩は劣敗藩となってしまった。
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W.通算殉難者数
幕末前史、安政6年(1859)10月27日吉田松陰の刑死
(密航未遂、金子重助を含まず)
を嚆矢とし明治維新までの全期間長州の関わった事件・事変をとらえた。
閉塞した時代を変革したい。主義主張を異にしても恐らくそのその志は
同じだったことであろう。 そして、諸事件・諸事変での死者 1,456人。
志を同じくした他藩人も106人にも及ぶ。
幕末全期間の死者数調査について
幕末維新殉難者名鑑、防長維新関係者要覧などの資料はあるが関係者要覧では同一人で
屋号と姓でダブル記載などがみられ、また各事件各事変別でなくあいうえお順であり
歴史素人の筆者での調査は限界を感じる。
データベース化し集計整理すれば可能だが年齢的に限界を感じています。
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