2003.3.11

感動の"水と緑の全国音楽祭"in郡山(1)


 2003年3月9日、Vocal Ensemble《EST》は
福島県郡山市民文化センターで催された"第8回水と緑の全国音楽祭"に招待され、演奏してまいりました。全日本合唱コンクール全国大会において各部門で金賞を受賞した団体の中から選ばれる、大変名誉ある音楽祭。満員の聴衆と、共演した各合唱団との交流など、思い出に残る2日間でした。

「えっ、そんな待遇、恐縮です!」 

 11月24日。全国コンクールを終え、滋賀県からの帰りの車の中での一こまです。私の携帯電話に、東北なまりのお声でご招待頂いたときのことです。それまで、この音楽祭の存在すら知らなかった私は、旅費も宿泊費もパーティー代もすべて主催者の郡山市が持つというお話に、目を丸くして答えたのでした。

 実際に、今回、三重県から33名の参加です。新幹線に豪華なホテルに結婚披露宴のようなパーティー。一人5万円以上は掛かっているでしょう。《EST》だけで百数十万円。音楽祭全体では一体どのくらいかかったのでしょうか。お金のことを考えてしまうなんて・・・・とも思いましたが、実際、合唱文化にこれほど税金を投入できる郡山市と、それを支える郡山市民の存在に私はまず感動したのでした。

 毎年、必ず全国コンクールで金賞を受賞する、福島県立安積黎明(安積女子)高校を始め、福島県の合唱事情は、全国的にも知られています。2000年(宇治山田高校)、2001年(《EST》)と、郡山市にお邪魔しましたが、タクシーの運転手さんや旅館の方々までが合唱にとても関心があることに、驚いたものでした。練習場などの相談・斡旋など、とても親切で、「さすが合唱王国!」と心温かくなったものでした。

 共演する合唱団は、Gaia Philharmonic Chor、
Brilliant Harmony、早稲田大学コール・フリューゲル、安積高校、安積黎明高校。いずれも、昨秋の全国コンクールで金賞を受賞したグループ。「最高の共演、最高の待遇、最高の聴衆の中で、最高の演奏を!」と、意気込んで練習を積んできました。いよいよ、その日が来たのです。

前夜のパーティー

 行政の主な方々と御いっしょさせていただきながらの、プロの司会者による、やや硬い雰囲気で始まったパーティーでしたが、あとは合唱をこよなく愛する方々。すぐに楽しい雰囲気になりました。各団体のユーモアたっぷりの挨拶。清水敬一先生の手品(これはすごかった)。地酒にデザートのケーキに・・・となったころには、すっかり合唱団のペースでした(なくなるのが早いってことです)。早稲田大学学生歌をりっぱな男声合唱で聴き、続く《EST》は「鴎」を熱唱。酒のせいかピッチが・・・・。パーティーを終えようとしている司会者を遮って、「Gaia!Gaia!」とコール。Gaiaさんにも1曲歌っていただきました。その後、今度はGaia有志と《EST》の合同演奏で松下先生アレンジの「道化師のソネット」を。これ、本当はGaiaの指揮者である松下先生の目の前で歌いたかったのですが、この日は、来てみえなかったのです。残念でした。結局、司会者の3度目の(笑)閉会宣言でやっとお開きとなりました。

 安積高校の先生と高校の合唱について少しお話が出来ました。ドイツでごいっしょした方々がGaiaに入ってみえ、なつかしい再会でした。安積黎明高校の“鉄の掟”の話は微笑ましかったです。Gaiaのメンバーの中には、Gaudiosaに入っているメンバーもたくさんいるそうで、松下先生がコンクール練習のときに《EST》を話題にされたことなどもお聞きしました。

響きに慣れる

 今回の目標のひとつに
“郡山のホールを響かせること”を掲げてきました。一昨年、秋の全国コンクールで、このホールを思うように響かせることができなかったことが、悔しい思い出として残っていたからです。あの時は、発声を変える過渡期でした。あの時より、響きが豊かになっているかどうか。

 前日のステージリハーサルでは、デッドな響きに悩まされながらも、だんだんと慣れてくる実感がありました。後は、体を張って積極的にメッセージを伝えよう、倍音をたくさん含んだ響きを意識しよう、と。当時と違うのは、声の方向性に全員迷いがないところでしょう。音楽に対する意思の強さも。トータルの音楽として、きっとホールを鳴らしてみせる! そんな頼もしささへ感じられます。

 翌日の音楽祭に、この気持ちは繋がり、すばらしい一日となりました。続きはまた。




向井正雄のホームのトップへ

2003.3.12

感動の"水と緑の全国音楽祭"in郡山(2)


当日のリハーサル風景
 
 当日を迎えました。ホテルの暖房によるのどの乾燥や、風邪を訴えるメンバーがいるものの、とりあえずは全員で演奏できそうです。寒い日でしたが、心はわくわく。スタンバイOKです。

 リハーサルの特徴は、自由に見学できるところでした。《EST》のリハを地元の高校生たちや早稲田大学生がたくさん見ています。清水先生もいらっしゃいます。普段の練習でも見学者がいると張り切る《EST》ですから、この日も朝からいいテンションでした。とにかく練習の好きな《EST》。2回のステージリハの間にも会議室で声を出します。並々ならぬ意欲と純粋さを感じます。

 私の役割は、音楽に込めるものを指揮で、顔で、口で示すことでした。ヴィクトリアのレクイエムの中に、平和を求める世界の人々の今の祈りを切実に刻み込みました。フェリシアーノのパムグンには、ケチャや踊り等のパフォーマンスの面白さにアジアを結ぶ絆を。“赤とんぼ”の作詞者、三木露風の生き様に、音楽的ヒントを見出す時間もとる事ができました。すべてが新鮮に《EST》サウンドの中に吸収されていきます。本番前に集中した至福の時間を持つことができました。

 他団体では、松下先生のリハーサルを楽しく拝見しました。あふれ出る作曲家としての音楽性が、発声練習の時から発揮され、ウルトラセブンの発声法など、常に笑いとともに進められていました。自作の披露ということで、演奏曲の練習にもものすごく熱が入っていました。

 また、清水先生の練習は、昔、練習を仲間に録音していただいたりして勉強した関屋晋先生の指導の流れを感じ、懐かしい気持ちになりました。

超満員の聴衆に感激

 さあ、本番です。ステージに出ると、ホールは1階から3階まで空席ひとつなく、立ち見がずらり。全国大会のときでさえ空席があったのに! しかも、聴衆の集中力もすごく感じられ、パフォーマンスでは笑っていただいたりで、大変感激しました。一般市民が無料で入れるコンサートにありがちな(ありがちと思っている認識さへ恥ずかしくなるくらいです。)ざわざわした子供が歩き回るような雰囲気とはまったく対極にある、気品さえ感じられる、郡山の聴衆。歴史ある誇り高き合唱の町、郡山。私は、ホールいっぱいの聴衆に感激しながら、精一杯の集中力で演奏を始めました。

 ヴィクトリアのレクイエムの出だし。不思議です。あんなにデッドだったステージが、びっくりするくらいよく響きます。「超満員のお客さんでますます響かなくなるだろうから、自分の体に響かせて、倍音が鳴るように体を惜しみなく使っていこう!」と言い合ってステージに上がったのですが、歌う側の集中力で、こんなによく響くようになるものなのでしょうか。とにかくうれしかったです。イラク戦争を前にした平和へのメッセージを込めた演奏、どう聴いていただけたでしょうか。ノスタルジア(信長氏作曲)からの2曲は、ppでの日本語の語感が丁寧に届き、客席が和んでくるのがわかりました。パムグンの最後は、私もサングラス姿で振り向き、客席はドッと笑ってくださいました。とても達成感のある20分でした。

 残りの時間、客席にもぐりこんで安積高校の男声合唱に酔いしれました。力みのないすっきりとした倍音の豊かな男声です。気品漂う、世界のスタンダードでした。高校生をここまでにされた顧問の先生に“脱帽”でした。

 Gaiaの演奏は、リハーサルの和やかさから一転。集中力とドラマ性のある力演でした。やはり、一人一人が立ち姿から何から、喜びと自信に満ちています。本番でのこのような姿が、松下先生の信頼を買ってるのでしょうね。堂々たる演奏でした。“その人がうたうとき”「この曲を大地讃頌に代わる存在に!」と燃えてみえる松下先生。そうなることが楽しみです。

《EST》の音楽を客観的に考える機会

 最終ステージの合同演奏を失礼してバスに乗り込み、それでも、三重県に21時過ぎという強行スケジュール。ゆっくりした時間は取れませんでしたが、新幹線の中で、いろいろと考えることができました。やはり、同じ金賞とはいえ、それぞれの団体はオンリーワン。練習方法も本番の音楽も、合唱団の数だけありました。音楽とはそういうもの。その中で、《EST》の存在が確かなものでありたいものです。

 松下先生の一連のグループには、非常に溌剌とした明るさ、自由さを感じることができました。専門性に裏打ちされた一人一人の自信に、松下先生の個性に対する信頼感が加わったパワフルな音楽団体といえるでしょう。

 また、高校生の洗練されたサウンドは、指導者の音楽性と人間性をまっすぐに信じ、純粋に指導を受け止めて、ゼロからまっすぐに育ってきた証といえます。

 《EST》は、視野を広く持ちながら、心ひとつに音楽に向かい、純粋な響きとメッセージ性の強い音楽を目指しています。今回、他のグループと共に過ごすことで、メンバーたちは自らの個性を浮き彫りに感じられたのではないでしょうか。個性は合唱団の数だけある。しかし、未来に可能性を秘めた新しい個性となると、いろんな研鑚の中で生み出していかなければなりません。今回の、日本を代表するグループの中で、《EST》の個性が聴衆の心に残るものであったなら、こんなうれしいことはありません。

 共演したすべてのグループを「紛れもなく、同時代を生きている仲間たちなんだよね」としみじみと呟くメンバー。同感です。個々にすばらしい個性を求めながらも、時代という時間軸で繋がっている歌人たち。歌い続ける世界の仲間たちとの目に見えない強いつながりを感じて、新幹線の中、幸せな眠りについたのでした。


 夜、《EST》のHPの掲示板に、聴衆のお一人から素敵なメッセージが届きました。下に掲げ、記憶に残しておきたいと思います。

ヴィクトリア、鳥肌たちました! 投稿者:郡山のファンより 投稿日:2003/03/09(Sun) 23:21:04 No.2128  
本日は雪の降る中、三重県から福島県は郡山市までお越しいただきすばらしい演奏を披露していただいて大変ありがとうございました。無事着きましたでしょうか?(関係者ではありませんが・・・)

本日初めて貴団の演奏を聴かせていただきました。私は宗教音楽が好きで、実際に演奏(合唱)してました。(20年ぐらい前ですが)今日は久々に「ヴィクトリア」を聞いた感じかしました。古い話ですが、NHK-FMの朝の番組のバロックの・・・(皆川達夫先生がMCの番組)を思い出しました。

今日の貴団の演奏、最近になく感動しました。鳥肌たちました。今日のあの会場であれだけのいい響き、倍音を聞かせる団体はほとんどありません。
邦人作品、現代曲全てにおいて、のびやかなソプラノさん、深みのあるベースさん、とってもバランスよく奥行きを感じました。演奏終了後、私のまわりの席の人たちからも感動の声が上がってました。

また演奏が聴きたいです。もっともっと聞きたいです。今年のコンクールでも是非金賞を取っていただき、来年もまた郡山に来て演奏をお願いいたします。機会があれば、東京公演の時でも足を運んでみたいと思います。

どうしても今日の感動の御礼をいいたくて、失礼とは思いましたが書き込みさせていただきました。


Re: ヴィクトリア、鳥肌たちました! doichan@EST - 2003/03/09(Sun) 23:41:55 No.2129 
ありがとうございます。無事に帰ってきました。

私の個人的な感想になってしまいますが、20年合唱をやってきて、今日のような超満員のホールでの演奏は初めてです。舞台に立って満員の聴衆を見たときには鳥肌が立ちました。
このようなステージにお招きいただいたこと非常に有り難いことだと感じています。関係者の皆様、郡山市民の皆様にお礼を申し上げます。

さて演奏ですが、宗教曲から邦人作品、パムグンという流れでしたが、歌っていて曲が進むにつれお客様が馴染んでいかれる感じがしました。1曲目のビクトリアは堅いイメージがあって、どのような感想を持たれていたか正直不安でしたので、このような書き込みを頂き、たいへんうれしく思います。
たぶん、我々が今回のステージで一番練習をして、丁寧に取り組んだのがビクトリアだと思います。ありがとうございます。

また、お招きいただければ幸いです。お招きいただけるような団でありたいと思います。

 さあ、明日は法政大学アカデミーの三重公演に、ゲスト出演です。



向井正雄のホームのトップへ


2003.3.15

法政大学アカデミー合唱団三重公演に賛助出演

 2003年3月13日、ヴォーカルアンサンブル《EST》は、法政大学アカデミー合唱団の三重公演に、賛助出演しました。福島県でのステージから4日後という忙しいスケジュールでしたが、無事終わり、達成感に包まれています。

リハーサル風景
 
 私は、当日の合同ステージのリハーサルから参加。ステージには、法政大学アカデミーの溌剌とした姿がありました。80名くらいでしょうか。そこに、賛助の三重大学合唱団と《EST》が加わり、140名ほどの大合唱団が出来上がりました。まずは、浅井敬壹先生の指揮で、「大地讃頌」です。表現を引き出す情感たっぷりの指揮で、平和を祈るメッセージに満ちた音楽が浮き彫りになります。

 続いて、私は、「道化師のソネット」を。「大地讃頌のように世界の人々の平和を祈ってこの曲を見直してみてください。世界へのメッセージソングです」と、意思を一つにし、振り始めました。1回通し、豊かなフレージングを目指すアドバイスを入れ、部分的にもう一度。いい出来です。笑顔が溢れます。ピアニストの久邇先生とごいっしょ出来たのも感激でした。

 《EST》単独のステージリハは、浅井先生や学生たちの客席からの視線を感じながら、40分ほど。平日の夕方ということで何人か欠けていましたが、和やかにできたと思います。浅井先生が楽屋で「リハを見て感心した。よくハーモニーする。一人一人が伸びやかに音楽に対峙している。団員がまとまっている。」とおっしゃっていただきました。コンクールのことなども親身にお話され、とてもうれしかったです。

そして本番!

 さあ、本番です。聴衆は830名以上とか。よく入ったものです。門馬君、内田君(「法政大学アカデミーの門馬君・内田君に愛の手を!」参照)に拍手ですね。福島の時に比べ、みんな冷静に演奏に取り組めたようです。ヴィクトリアのレクイエムは、安定感ある倍音が会場を満たしましたし、「みかんの花咲くとき」を終えたときの予期せぬ暖かい拍手もうれしかったです。「パムグン」は、振り付けもよく受けていましたが、少し溌剌さが足りなかったように思います。すこしだけマンネリ化? 来月の東京では、初心に返ってエネルギッシュにやりたいです。

 合同演奏は、本当に熱のこもったいい演奏でした。ステージいっぱいの歌い手が心ひとつに思い切って歌う姿に私の血が騒いでしまいました(笑)。「道化師のソネット」の松下先生アレンジ版、本当にいい曲です。聴きにきていた宇治山田高校の生徒たちがすぐさま「合唱部でやりたーい」と後から言っていました。他の聴衆の方からも楽譜の出版元を尋ねられました。

ロビーコールに燃えた

 この日のハイライトは、ロビーコール(演奏会直後のロビーでの演奏)。《EST》のコンサートではやらないのですが、この日は門馬君内田君に薦められ、法政大学アカデミーと共に計7曲。大勢の聴衆が足を止めて楽しんでくれました。そこでの法政の学生たちの楽しそうな姿! 特に男性陣はリズムに体を乗せて踊りながら歌っています。《EST》も彼らのエネルギーをもらってしっかり歌いました。お客さんも身近で感激の拍手に歓声。垣根のないライブコンサートです。

 法政大学のこの演奏会にかける意気込みが伝わってきました。知らぬ土地での自らの確かな存在を刻むかのように、ロビーコールの彼らのハーモニーは、いつまでも会館に響いていました。

レセプションでの彼らの姿勢 

 場所を代えてのレセプションでは、彼らの紳士たる姿勢に感心しました。我々が会場に入っていくと、もう彼らは全員が立って待っていました。立食パーティー形式なのですが、彼らは決して料理を口にしないのです。ホスト・ホステス役に徹しているのですね。そして、門馬君の紳士的な挨拶・司会の下、整然とレセプションは進められました。私のところにも、たくさんの学生やOBの方々がお話に来て下さり、気持ちよく過ごせました。律しあい、高めあって最後まで気を引き締めて演奏旅行をいいものにしようとする彼らの決心が見えるようでした。

 何十年という伝統、コンクールでの華々しい歴史、日本を代表する指揮者の方々が受け継がれた名門合唱団。4年でメンバーが入れ替わるとは言え、培った伝統は揺るぎません。そのせいか、紳士淑女にみえましたね。すばらしい学生たちとの1日でした。見習うものは多いです。

 昨日の岐阜公演も盛り上がったことでしょうね。そして、今ごろはメンバーだけで心行くまでお酒が入って楽しんでいるのでしょう。今、思い返すのは、やはり私の指揮で歌ってくれているときの学生の顔・声・目ですね。たった1曲の付き合いでしたが、何年も前から私と心分かち合って音楽をしていたような親しみに満ちた顔・声・目でした。そして、そこには、育てられた浅井先生、久邇先生の暖かい眼差しさへ感じられました。いい指導者といい学生たちの理想的な姿を垣間見ることができたのでした。




向井正雄のホームのトップへ


2003.4.22

新体制で2003年度がスタートしました

 3月の総会、4月の《EST》スコラーズメンバー決定を経て、2003年度の新体制がスタート。「今年度も最高の1年になればいいなあ」というメンバーみんなの想いを受けて、私の気持ちも新鮮です。

《EST》スコラーズ
 
 《EST》の音楽的な核となるべく、《EST》スコラーズが決定しました。前回の6名を大きく上回り11名です。全員の項目別の投票で候補を出し、私が候補一人ずつに当たります。12名に当たり、就職活動に当たる年であるという理由で1人が辞退されての決定です。
敬称略でメンバーを紹介します。

加藤あかね(ソプラノ)
 アンサンブルトレーナー、ヴォイストレーナー、パートリーダーを一手に引き受け、全メンバーから絶大な信頼を得ている彼女。《EST》のクオリティーの高さを目指す練習活動に欠かせない彼女ですが、複数の他団体の指揮、トレーナー、ピアニスト等の依頼も受け、どんどん活動が広がっています。本業の私立学園常勤講師にも全力投球で当たっているため、倒れてしまわないか心配なくらい、精力的です。キャラクターの面白さもピカ一!

台堂資子(ソプラノ)
 運営・技術両面で実にエネルギッシュに活躍中の彼女。前向きな思考と音楽する覚悟に満ち、まっすぐに《EST》の理想に向かっています。この迷いのなさが、若手を動かし《EST》を支えます。活動を《EST》一本に絞っての力の入れようにも目を見張るものがありますね。音楽の表現にも幅が出てきました。お菓子作りはプロの腕前。HP作りも頑張っています。

細野裕美子(ソプラノ)
 今春、社会人となった彼女。昨年度は、私が客演したラターのマニフィカトのソロを立派にこなし、《EST》での声の存在感もグッと増してきました。学生時代の迷いも吹っ切れ、持ち前の明るさと謙虚さは、《EST》の宝となってきました。《EST》スコラーズに選ばれたことを伝えたときの弾んだ声(受話器から思わず耳を離しました)! きっと新たな時代を作ってくれる若手メンバーです。

常住光子(アルト)
 児童合唱団時代からの合唱生活○○年という記録は、彼女を県の合唱連盟の押しも押されぬ立場にまで引き上げています。(彼女がいなければ連盟は成り立たないくらい・・・)昨年度はブルックナーやモーツァルトの合唱ソリストとして活躍。アルトの声量の何割かは彼女の声・・・というくらいの存在感です。技術リーダーとしての新たな側面が期待されます。

中村敬子(アルト)
 《EST》サウンドへのこだわりの強さ。彼女を一言で言うならばこの言葉がぴったり。影の努力を想像するにつけ、頭が下がります。文学や芸術に対する見識の深さにも。自己を磨き、広く感性を養い、他人に優しく、謙虚で・・・・・いやあ、女性の見本ですねえ。責任感の強さと包容力も加え、《EST》の大切なメンタルな部分を支えてくれてます。

藤田沙織(アルト)
 頭脳明晰に加え、最近グッと人間的な魅力が出てきた彼女。《EST》への取り組みは相変わらずひたむきですが、さらに、生活とのベストバランスを実現しようという試みは、将来の《EST》のモデルパターンになっていくことでしょう。生活の中にきちんと音楽活動を組み入れることの大切さを彼女の活躍に見ることになるでしょう。

福本三喜(テナー)
 メンデルスゾーンをこよなく愛する彼。整った美しい響きを求める彼の営みは、年を追って成果を挙げてきています。学生メンバーへの丁寧なアドバイスと、自ら音楽を極めようと努力する姿は、若手メンバーから敬われています。テノールに移籍してから表現力が増してきた彼の、今年の活躍が期待されます。

松井佑輔(テナー)
 「歌がうまくなりたい」の一心でここまで来た彼。学生指揮者としての悩みを抱えながらも《EST》の皆に励まされながら成長してきました。《EST》スコラーズに選ばれたことを伝えたときの弾んだ声が、彼の意気込みを物語ります。《EST》スコラーズの最も若いメンバー。本物を目指す彼の今後の成長振りに注目したいものです。

常住信教(ベース)
 彼のベースとしての圧倒的な存在感は誰しも認めるところですが、体型と声量の大きさは勿論ですが、むしろ音楽表現の細やかさ、器用さが彼を支えています。生活が忙しくなるほどに音楽を欲する気持ちも強くなる典型的なタイプ。今年はどんな表現を示してくれることでしょう。こうご期待!!

土井 誠(ベース)
 「遠距離団員ががんばっているのだから近距離団員はそれ以上にやらねば!」という、彼の《EST》を支えようという覚悟が光ります。頭のてっぺんからつま先まで音楽に没頭する姿も光ります。若手女性に対する面倒見のよさは、最近は若手男性にも広げられ、明るく居心地のよい集団作りが光ります。ファルセットでアルトにも挑戦。これも光ります。とにかく光るドイチャンです(笑)。

原田雄二郎(ベース)
 「しゃべり声、低すぎて何言うとるかわからん!」と言われるくらいの期待のローベース。その彼が《EST》スコラーズに選ばれたことを伝えたときに発した「ほんとっすか」の高く弾んだ声。彼は非常に音楽的才能を持っていると私はみています。存分に《EST》スコラーズで発揮されるのではと、今から楽しみにしています。ジャズファン、スタイリスト、照れ屋、真剣、男前。

 以上、11人に対する言葉足らずのコメントでした。このメンバーとともに歩んでいく、他の27人のメンバーが、一方で鍵を握ります。信頼し、信頼されるという関係が、音楽のクオリティーを高めていくからです。

運営組織

 一方、車の両輪である運営組織も充実しました。北田誠治を中心とする体制で「個々が合唱団を作る高い意識でともに歩もう」と。ミーティングの充実、連絡体制のスリム化、仕事が偏らない工夫など、次々と打ち出しています。

 特に、パソコンの活用の仕方がいいですね。《EST》のHPには、一般掲示板団員専用掲示板がありますが、他に、スタッフ掲示板と、連絡ボードが新設され、フル活動しています。スタッフ掲示板によって、スタッフミーティングや、全員ミーティングの原案が議論され、煮詰まった形で各ミーティングに提示されますし、連絡ボードによって、練習を休んだときの内容を知ることができるのです。

 《EST》は一週間にただ一回の合唱団ですから、その一回をどれだけかけがえのない時間にするか、ということを皆が考えています。この発想が、いろんなアイデアを生み出しています。頼もしいことです。

練習

 肝心の練習ですが、最初の1時間のパート練習の充実がその後の全体練習のドラマにつながります。パート練習の内容は、今までパートによる事情によってさまざまでしたが、今後は、《EST》スコラーズの結束により、パート練習にも工夫が見られるでしょう。思わぬアイデアで、全体練習に、さらにいい影響を与えられるかもしれません。

 全体練習では、集中力が以前にも増して感じられるようになってきています。長い時間をかけ、高い旅費を使って集まってくるメンバーがたくさんですから、一回一回の練習に、必ずや、涙するくらいの感動を経験してほしいもの。そうした私の全力投球をしっかりとキャッチし、投げ返してくれる実感があります。パート練習が充実してきたので、全体練習ではたくさんの曲をこなすことができます。うれしいですね。

 練習後に各パートが輪になって連絡と反省会をするのですが、私は、メンバーたちのその姿をボーっと見るのが好きです。全力投球を終え、力の抜けた状態で、皆の話し合いを耳にするのです。そして、その内容からまた元気をもらうのです。

 今年度初めての行事は、TOKYO CANTAT。フィリピンとインドネシアの一味違ったコーラスを楽しくお聴かせできることでしょう。チケットも、各メンバーの東京近郊の知人に結構買ってもらっているようです。ありがたいことです。

 そして、夏のヨーロッパカンタート、秋のコンサートとコンクール、冬のモツレク・・・・。今年度も《EST》は楽しさ倍増で進みます。ご期待ください。




向井正雄のホームのトップへ


2003.5.10

Tokyo Cantat 2003に出演! すごい反響でした!

 2003年4月29日、ヴォーカルアンサンブル《EST》は、21世紀の音楽を考える会 合唱人集団「音楽樹」の主催する
Tokyo Cantat2003の『アンサンブルの植樹祭<合唱の世界地図>』に出演。南アジアの作品を4曲演奏しました。演奏も良かったですが、その後、たくさんの方々からご批評を頂き、反響のすごさにびっくり。《EST》にとっていつまでも記憶に残るイベントとなりました。

参加決定と当日までの意気込み
 
 《EST》のように地方の合唱団にとって、Tokyo Cantatから推薦をうけての演奏というのはとても意義深いことです。最新の情報が得られ、最新のスタンダードに照らし合わせて評価を受けられる。コンクールのような短時間での特殊な演奏ではなく、自由に演奏でき、会場の聴衆が評価してくれるのですから。

 メンバーは迷いなく賛成してくれました。そして、当日までの運営や交渉ごとも係りを作って一生懸命取り組んでくれました。新メンバーもすっかり心強い存在です。

 『アンサンブルの植樹祭<合唱の世界地図>』は、“中世・ルネサンスから現代に至る合唱音楽の流れと、ヨーロッパ各地からアジアに至る各国の合唱作品が織りなす、時を越えた合唱世界地図”というコンセプトのもと、13の合唱団が作り上げる3時間半の大コンサートでした。《EST》は、20世紀の南アジアを担当。昨年からのレパートリー『Pamugun』に、フィリピンとインドネシアの作品3曲を加え、例によって、聴いても見ても楽しめるステージ作りを目標に練習をつみました。出かける前日は、ステージを借り切って万全の練習をしました。東京での演奏に向かってみんなのエネルギーが溢れんばかりでした。

 さて当日。係りとなったメンバーのの押しに強さで普段は声の出せない公民館を貸していただけることになり、たっぷり朝から練習です。本番会場の「第一生命ホール」のすぐ隣。便利です。前日の早くから会場視察に出向いたメンバー達から、「ステージ後ろに並んだほうが響きがいい!」と指令が入ります。本番をかけがえない時間にしたいという想いが全員を結びます。本番が多くなった昨今、直前の絆の強さはすばらしいものです。練習も、盛り上がりました。安心ですね。

すばらしいホールでのすばらしい本番
 

 第一生命ホールは、東京混声合唱団が定期公演を行ったり、大阪ハインリヒ・シュッツ合唱団の東京公演の会場となったりで、大変いいホールと聞いていましたが、全くそのとおりでした。客席は、卵形に横に広がっていて、キャパ750人が、ぐっと至近距離に感じられ、音楽的な交流がとても容易です。ステージもよく響き、いい気持ちで演奏できました。

 本番は、出だしから、振りが入ります。それまでの生真面目な雰囲気の会場を一気に変えようと、歌にも振りにも熱がこもります。2曲目が終わったときに、お客さんのため息を背中に感じました。もう大丈夫。終止の純正調もよく決まっていきます。『Pamugun』では笑いが起こりました。息を呑む雰囲気も。最後の決めでは、サングラスに大笑い。終わった瞬間の大きな、そしてメンバーの最後の一人が退場するまで同じ大きさで続いた拍手は、いつまでも忘れられないものとなりました。

 こういったあっけらかんとした南国のコーラスを楽しんでいただくスタイルは、《EST》の宝となりました。21世紀の合唱スタイルの一つとして、十分に世界に発信できるのではないか。スペインがとても楽しみです。

すごい反響


 拍手のすごさに成功の実感を確信した我々でしたが、あれから私の滞在中(5月3日までいろんな講習会やコンサートに足を運びました)、たくさんの方々に息弾ませて声を掛けていただきました。

 「一番良かった!」というのは贔屓目でしょうが、「会場の空気を完全に掴んだ」とか「聴いても見ても楽しかった」「一人一人がのびのびと聴衆に向かっている」と言われるとうれしいですね。栗山文昭先生を始めとする諸先生方からも、そして、初めてお会いする方々からもたくさんのお声を掛けていただきました。《EST》のメンバーたちに聞かせてあげたかったなあ。

 上に抜けた響きをどうやって作っているか? 楽譜の入手方法は? など、何度も何度も尋ねられました。その度に上記のようなお褒めの言葉をいただいてです。こんなに反響が大きかった演奏は初めて。とてもうれしかったです。中には、宮崎と鹿児島でプロの若手指揮者として活躍しているKさんや、鹿児島の学生指揮者の○○さん、昨年度全国高校総合文化祭の委員であられるSさんなど、志の高い方々とも初対面で話が弾みました。

 あ、極め付けにうれしかったのは、パーティーでの、作曲家木下牧子先生です。私にお近づき下さり、「透明感のあるトーンで・・・・」とお言葉をいただいたのです。が、ドキドキしてしまってあまり思い出せません。それよりも、「どうぞ」と差し出された楽譜に感激。木下先生の新曲『木下牧子アカペラ・コーラス・コレクション』に、私の名前と先生のサインを書き込んでです。「一生大切にします」としどろもどろに言いながら受け取りました。木下牧子先生は、とてもスマートなやさしい眼差しの上品で美しい方でした。ドキドキ・・・! 

 《EST》は、そして私は、もう中途半端なことは出来ませんね。未来をしっかり見つめ、より充実した楽しい音楽空間を求め、クオリティー高く、新しい感覚で常に歩みたいと思います。これだけ喜んでいただけたお返しとして、責任として。そして、生きる営みとして。

P.S.ある方の感想 


 最近は、ステージが終わるごとに、見知らぬ方々から、掲示板に書き込まれたり、メールを活用されたりして、演奏の感想が届きます。今回も有難い講評が、《EST》のHPを通してメールで届きました。HP係りがご本人のご承諾を得たようですので、お名前の部分を省きながらご紹介したいと思います。どうもありがとうございました。
 

hituji.gif はじめてメールいたします。TOKYO Cantat2003でみなさまの演奏を聴き、どうしてもこの感激をお伝えしたく、こうしてメールしております。小生は横浜市在住の、●●と申します。東京で小さな女声合唱団を主宰しています。みなさまの全日本コンクールでの活躍は、かねて「ハーモニー」誌上でも拝見しており、今回のステージでお聴きできることをたいへん楽しみにしておりました。が、その期待をはるかに上回ってすばらしい演奏を聴かせていただきました。見事というほかはない、圧倒的なステージでした。あのような素敵な時間をいただけたことを、ほんとうに幸せに思います。ああ、いま思い出しても体が震えるような気持がいたします。舞台いっぱいを使って、動きをつけて歌われるみなさんの立ち姿(あるいは座り姿)のいきいきと美しいこと!整然と、一糸乱れず、しかもみなさん一人ひとりが見事に能動的かつ自発的に動いておられることに驚嘆しました。しかもその洒落っ気ときたらどうでしょう!こんな心憎いまでの演出のできる合唱団が日本にもあるのかと、まったく目を開かされました。豊かな声量と魅力的な発声、つややかな響きのサウンドは、間違いなく日本でも有数のレヴェルだと感じました。指揮者の的確なリードによる多彩な表現力も。そして、なによりも小生を魅了したのは、あの「ソレラム」のゆったりした抒情性でした。ステージからあたかも煙が立ちのぼるかのような、濃密でゆたかな時間の流れ。そして言葉がわからないにも関わらず、客席に伝わってくる情感はみごとに「恋」の表現でした。ペアになって歌うという趣向もさることながら、そのそれぞれのカップルの表情が、なんともたまらなく素敵でした(まさかこの全員がほんとの恋人なのかと疑いたくなるくらいに)。ことにステージに向かって右手前に座っておられたペアの表情はすばらしかった! いまでも鮮明に覚えています。他の曲もむろんすばらしく、フィリピンの曲の豊穣さを感じさせるに充分な演奏でした。歌いあげられたみなさまに、心からの拍手を送りたいと思います。そしてこのように素敵な合唱団を作ってこられた指揮者にも。7月には日本を代表してヨーロッパカンタートで演奏されるとのこと。かならずや大きな拍手と大熱狂とで迎へられることと確信しております。大成功を心よりお祈り申しあげます。
乱筆失礼いたしました。どうぞお許しください。
またどこかで素敵な演奏を聴かせていただけることを楽しみにしてをります。2003年5月7日。




向井正雄のホームのトップへ


2003.5.15

ヨーロッパ・カンタート in バルセロナ情報 

 あと、2ヶ月に迫ったスペイン行き。今回は、そこで催されるヨーロッパ・カンタートの情報をお届けします。英文での手紙のやり取りや、ヨーロッパ・カンタートのHPを基にしながら。


ヨーロッパカンタート15thバルセロナで10日間の合唱フェスティバル(HPより)

 まずは、ヨーロッパ・カンタートのHPを日本語に訳したものを。我々は、この情報を頼りに、推薦していただいた洲脇先生とも相談しながら、正式な申し込みをしたのでした。


代表的な日のタイムスケジュール

9−13時アトリエ

13−15時ランチ

15−17時フリータイム

17−19時アフタヌーンコンサートないしはアトリエコンサート

20−13時Open Singingないしイブニングコンサート

予定行事

/18(金)オープニングコンサート    7/19(土)カタルーニャ地方の合唱音楽(コンサート)

/20(日)21(月)22(火) アフタヌーンコンサート(Gothic Quarterにて:ゴシック様式の宮殿や教会のある地域)

優秀な団体のイブニングコンサート

/23(水)〜26(土) アトリエコンサート

  フェスティバル中ずっと展示会場(Palau de Congressos)にて音楽展示会

     出版社による 楽譜出版物の展示販売

     合唱連盟による刊行物や活動の展示

     カンタート参加者はそこで色々なもの選べ、購入できる

大ホール:参加者のために特別に借りてあります。誰かと会って色々な体験を話し合ったり、新たな出会いがあったり、休憩にも使えるところです。

案内所:フェスティバルに関しての案内所ですが、バルセロナについて、面白い場所はあるか、どのように行けばよいか、どこに行けば見つけられるかなど、様々な質問にお答えします。

ヨーロッパカンタート15への登録方法

参加対象者

    このフェスティバルに参加希望のあるすべての合唱団

   個人、グループでもOK

     指揮者(合唱団と共に参加してもしなくてもOK)

申し込み

27のアトリエがあります

     国際的に活躍中の合唱指揮者が各アトリエにみえます

     日に午前中3時間半の練習があります

     素敵な選曲です 稀にしか演奏されないものもあります

     ヨーロッパ全体からの音楽です

     宗教曲あり、世俗曲あり、20世紀の作品でも格式あるものからポピュラー物まで

     中世からのヨーロッパ史におけるすばらしい作品の中から選んだものもあります

     同声、混声、無伴奏、オーケストラつき、いろいろあります

     2つのアトリエは指揮者用です

アトリエを選ぶために取り上げる作品を抜粋したCDを12ユーロで注文できます。

“Open Singing”

     毎日参加者とバルセロナおよびその周辺地域の皆さんのために行われます

指揮者はJosep Prats, Johan van Bouwelen,他 ゲスト指揮者

毎日のコンサート

     フェスティバル中、特にすばらしい数団体によるスターコンサートあります

     アフタヌーンコンサートは参加団体によるものです

     アトリエコンサートはこの1週間の成果を他の参加者やカタルーニャの人々の前で披露する場です。

国外団体

     Open Singingでの先導合唱団は参加している全部の国の中から60名くらいの規模で編成します。そのメンバーに特に必要とされるものがあります。有能である事、言語力、声のスタミナ、ステージでの態度、ユーモアセンス…そしていい人であること

     必要条件:優れた初見能力、英語は話せなければならない、7/16から参加でき2日間のフリーの日をおいて18日からアトリエに参加できること

     事前登録:すぐに(ヨーロッパユースに優先権があります。各部門バランスよく振り分けなければならないので)

チャーチサービス

宗教曲を歌いたいと言う希望があれば、礼拝中に歌う機会を得る事ができるでしょう

重要 参加者はそれぞれ参加証をもらう事でしょう。小コンサートをした合唱団は、ヨーロッパレベルでのコンサートにおいて歌ったという証書がもらえます。


フェスティバルの場所

ほとんどの活動は、Montjuicの「Font Magica」の隣にある市の貿易展示センターで行います。

中央会議の場所はPalau de Congressos か Congress Hallです。そこは実行組織の中心地で、案内、展示、楽譜展示販売やお土産も売っています。

アトリエ 食事 宿舎

アトリエの練習はセンター内もしくはCongress Hallから500ヤード以内で行います。

温かい昼食もPalaceで食べられます

フェスティバル中の宿舎は寄宿学校、大学の寮、ホテルなどです。この地域の宿舎は高い水準(即ち良い)です。

コンサート会場

ほとんどのコンサートはバルセロナのSports Palaceで行われます。そこは最近コンサートホールに改築された所です。”Auditori de Barcelona”,”Theatre de l’Opera del Liceu”でも行われます。

アフタヌーンコンサートはゴシック様式の教会ないしは旧市街のホールや広場で行います。

バルセロナとその周辺のレジャー

色々お勧めあります 太陽 海 魅惑的な通り 中世の建築物 現代文化(Gaudi, Miro) (以下略)

夜の活動

夜もバルセロナには皆さんのお好みに合ったものが何かしらあります。…(中略)

くれぐれも夜遊びしすぎてリズムを崩さないように。

以上をふまえつつ、ヨーロッパカンタート参加者にはCongress Hallのほんの近くに特別な場所を設ける予定です。そこで出会い、飲み、歌い、夜更けまで楽しみましょう。

重要なお勧め

ホテルやキャンプ場に宿泊したい場合、なるべく早く予約を取ってください。

もし飛行機でバルセロナに来るつもりなら、なるべく早くチケット予約をしてください。

近隣への都市へは飛行機の便数は多いですし、他の交通手段も150ユーロからあります

その場合→websiteを確認してください www.europacantat.org/barcelona2003

費用

27歳未満 430ユーロ(\51600)  27歳以上 465ユーロ(\55800)   1ユーロ120円換算

以下を含みます

     /18−27の2−6人部屋での宿泊料

     /19−27朝までの朝食+昼食(Half-board)と7/18の夕食

     アトリエ、Open singingの参加費

     フェスティバル中のコンサートやイベント入場権

     公共交通機関無料

     ヨーロッパカンタートのしおり
     Open singingの歌集

オプションで食事や宿泊などを削る事も出来ます


受付

手付金・受付終了日

     申込書と手付金の入金は運営団体に2002.12.31までに届かなければならない
手付金は1人につき100ユーロで残りは2003.4.30までに払わなければならない

     2002.10.31までに手付金が支払われた場合1人当たり10ユーロの減額を許す(これは手付金額が減ると言う意味ではない)

     銀行振り込みでもクレジットカードでもOK

     27歳未満の参加者は年齢のわかる証明書のコピーを添える事

注意点

受付は申込書に手付金が払われた段階で成立となる

2002.12.31以後に届いた受付についてはその場所の利便性によることもあり、詳しくは運営団体に連絡を

キャンセル料

     2003.6.15以前なら 50%

     その後は100%全額

参加確認

アトリエ案内と必要な印刷物は2003.3.31までには届くでしょう

合唱団登録

合唱団は氏名年齢、パートを書いたリストを申込書に添える事。後日特別な書類が届くでしよう。

重要

     合唱団ないし参加希望者は、主催者側がアトリエのグループ分けができるように、3つ希望するアトリエを記入してください。もちろん出来る限り第一希望をかなえてあげたいですが。

     合唱団にあったアトリエを選ぶにあたり、参加申込書と共に最近の演奏CDかカセットを送ってください。団やパートの中で別のアトリエに分かれていく事もあります。

     チャーチサービスやアフタヌーンコンサートに興味のある団体は、プログラム案を送ってください。

     注意:申込書にサインする事で、「ヨーロッパカンタート15」のすべての権利をバルセロナの実行委員会が持つということを受け入れたと言う事になります。

文責 鈴木 孝明


参加者の皆様へ


 次に、参加申し込みを済ませた後に、バルセロナから届いたメールです。このメールで、私の参加する指揮者用アトリエの内容を知ることができました。また、《EST》は、第3希望の『北欧の民俗音楽』のアトリエに決定です。


2003年3月25日、バルセロナより

平成15年5月11日、訳配布

参加者の皆さんへ

あなたは、国際研修旅行の1つである、私達が組織するバルセロナでの祭典、Europa Cantatの指揮者用アトリエに応募されました。

ドイツ出身のFritz ter Wey率いるグループに決められました。Fritz ter Weyは、彼が計画しているプログラムについて知らせて来ました。

 彼は、次に述べる研修会を詳細に取り扱うつもりです。

Jan Yngweによる北欧の合唱音楽No.8 (←《EST》のアトリエ!!!)

Eric van Nevelによるイベリアの多声音楽No.13

Hans Leendersによる聖母マリアの歌No.15

Pascal MayerによるDurufleのレクイエムNo.19

Peter Broadbentによる20世紀と21世紀のマニフィカートNo.20

Nestor Andrenacciによるタンゴ音楽No.21

 研修旅行において、彼は次のような項目を議論する予定です。

−指揮の外観・容貌。(ボディーランゲージとしての指揮/指揮者の個性/動機付けと合唱への集中の仕方。)

−確かな音や様式の創り方。

−合唱団における歌い手の異なった組み合わせの問題。(例えば、異なった声における異なった声のレベル、均質の欠如、解決策はあるのか。)

−練習の異なった方法や合唱団の他の問題。

更なる疑問や問題は、アトリエを訪れてから起こるでしょう。(例えば、確かな合唱活動の活動についての更なる文献など。)

 現実的な練習と議論を伴った研修旅行の目的は、研修旅行の参加者に、ご自身の合唱のために、価値ある援助を与える事です。

Fritz ter Weyは、バルセロナで皆様にお会い出来る事を楽しみにしています!

 あなたは、きっと第15回Europa Cantatのための最終確認を待っていた事でしょう。いま、祭典は急速に近づいて来ています。約3000人の参加者は、一緒に歌うために、2003年7月にバルセロナで会います。そして、あなたはその中にいるのです!私達は、既にバルセロナで皆さんにお会いする事を楽しみにしており、そしてバルセロナもまた、あなたを待っています!オーケストラやゲスト合唱団、ソリスト、来賓や4000人のスタッフメンバーが、一緒に祭典に参加します。私達は、50からの異なった国からやって来る人々が、全ての種類の合唱音楽を学び、世界からの大きな合唱ファミリーとなる事を期待しています。

 この手紙で、あなたのアトリエや未納のお金に関する、最も大切な情報を見つけるでしょう。

アトリエ

 この手紙の中に、あなたの申込書に第1、第2、第3希望と書かれていたアトリエの選択、そして、それぞれの参加者を受け入れる事を決めたアトリエだけでなく、あなたの合唱団からの参加者の名前のリストを見つけるでしょう。

 私達は、出来るだけたくさんの参加者のために、第1希望のアトリエを受け入れる事を約束したが、運悪く可能ではなかった事をあなたは気付くでしょう。それにはいくつかの理由があります。

アトリエ5と18は、申込者が少なかったために中止しなくてはなりませんでした。一方いくつかのアトリエ(1、3、4、16)はとても人気があり、人数制限をしなくてはなりませんでした。そのため、全ての人を受け入れる事は出来ませんでした。アトリエ16に関して、Europa Cantat音楽協会は、2倍のアトリエを提供する事を決めました。16.1のアトリエはJens Johansenによるヴォーカルポップ、16.2のアトリエはMatthias Beckerによるヴォーカルジャズ。これらのアトリエに受け入れられた参加者は、特別な手紙が同封されています。

同じケースで、私達は参加者に、第2、第3希望へ移動するよう求めています。アトリエのより良いバランスを確保するためと、アトリエに安定した基準がある事を確信するために。

 アトリエ20〜25は、完全に合唱のみです。(この事はパンフレットにありました。)ですから、このアトリエで歌いたいと希望していた全ての個人歌手は断らなくてはなりませんでした。最後に、アトリエ3と7は、27歳以下の若い人達用に決めました。そのため、年長の参加者は受け入れる事が出来ず、第2、第3希望のアトリエになりました。

 あなた達の何人かはこの事について満足していないと思います。しかし、私達は、本当に全力を尽くしましたので、理解して頂きたいと思います。

楽譜

 全てのアトリエのために必要な楽譜のリストを同封します。あなたのアトリエのための楽譜、祭典に参加するために必要な料金や注文の仕方を見ておいて下さい。アトリエ10〜19は、good sight reader or singers(初見で演奏する人や歌う人)にあてます。また、アトリエ20〜25に受け入れられた合唱団は、祭典に来る前に楽譜を準備して下さい。

コンサートの服装

 同じリストの中に、コンサートの服装についての情報があります。アトリエのためには何も指示されていませんが、黒のズボンかスカート1着、白のブラウスかシャツ1枚、色は自由ですが同一色のブラウスかシャツ1枚を持って来て下さい。

交換会

 いくつかのカタロニアの合唱団は、外国の合唱団と交換会をしたいと思っています。もし、あなたがカタロニアに長く滞在したいなら、私達はこれらの合唱団の1つとあなた方とを接触させる事が出来ます。

コンサート

 祭典の期間中、もしコンサートで歌いたくて、写真やプログラム、団の経歴をまだ送っていないなら、出来るだけ早く送って下さい。

参加料

 非メンバー・・ B

 参加人数・・・25

 参加費・・・・11.300,00ユーロ

 前金・・・・・ 1.900,00ユーロ

 残金・・・・・ 9.400,00ユーロ(2003年4月30日までに支払う事)

 支払いは次の方法で

−1.銀行振り込み

Bank La CAIXA / Count ES55 2100 0900 9902 1134 3194 / Swift:CAIX.ES.BB

 −2.クレジットカード(もし、あなたのクレジットカードの情報を私達に知らせているなら、4月の終わり頃に上記の金額を課します。)

 注意:Europa Cantatの会員は、会員割引を受けるために、5月31日までに2003年の会費を払わなくてはなりません。

 同封

 ・それぞれのアトリエの楽譜のリスト

 ・あなたのアトリエコンサートの日に見る事が出来る祭典の最初のスケジュール

  注意:コンサートはまだ変更する可能性があります。

 23日(水)又は24日(木)にアトリエを終える参加者のために、私達は『短期アトリエ』を7月24(木)と25(金)に持ちます。 (←《EST》23日にアトリエコンサートのため該当)

  Josep Prats(Cat)Johan van Bouwelen(B)によるOpen Singing(毎日20時〜20時45分まで行われる、全ての参加者やバルセロナ及びその周辺地域の皆さんのためのOpen Singingの先生)

 ・Elisenda Carrasco(Cat)によるカタロニア合唱団のレパートリー

 ・Joan Serra(Cat)によるカタロニアのフォークダンス

 ・Marco Balderi(l)によるオペラ合唱

バルセロナへの到着

 国際的な合唱団の歌手(7月16日着)を除き、全ての参加者は18日に到着し、27日に到着します。

バルセロナに到着する時は、最初にPalau de Congressosに行かなくてはなりません。そこは祭典の中心で、私達のオフィス、一般受付や情報デスクがあります。住所:Av.Reina Maria Cristina, 08004-Barcelona(スペイン宮殿やモンジュイック噴水の近く)、Palau de Congressosへの行き方:電車(空港や他の場所から)に乗り、Barcelona Sants駅で降り、Metro line 3(緑色)に乗り、Espanya駅で降りる。空港からバスに乗り、Placa d’Espanyaで降りる。6月に、もっと詳しい手紙を受け取るでしょう。

宿泊/アトリエリハーサル/食事

 アトリエリハーサル、昼食や大部分のコンサートは、どれも大変近くです。13時〜15時の間に全ての参加者(アトリエ25と27は除く)は、昼食をPalau de Congressosで食べます。いくらか午後は、アフタヌーンコンサートやバルセロナの街を訪問するために自由です。

あなたがバルセロナに到着する前に、宿泊所やアトリエリハーサルの場所について詳しい情報を与える事が出来ない事を御理解下さい。もし、全ての人が前もって情報を提供されたら、ぎりぎりの時間で変更する事はほぞ不可能なのです。しかしながら、あなた方の希望を叶えるために、そして、出来るだけ最良の解決策を見つけるために、私達が最大の努力をする事があなたには保証されています。

洗面用具はあるので、持ってくる必要はありません。しかし、もしあなたがホテルに泊まらないなら、タオルや石鹸、シャンプー等を持って来なくてはなりません。

健康保険/ビザ

 この事が可能な全ての国で、参加者は祭典の期間と出発日、帰国日を含む保険を手配して下さい。もし、スペインでの保険が自国(東ヨーロッパの一部やヨーロッパ以外の国のみ)で手配出来なかったら、その事を知らせて下さい。スペインのビザのために正式な招待が必要な人も、その事を知らせて下さい。

 ECの取締役会と祭典、ECの音楽委員と祭典のスタッフは、バルセロナであなたをお待ちしています。そして、第15回Europa Cantatが成功し、全ての参加者のために忘れられない経験になる事を保証します。

 あなたが、他の事に関して質問や疑問があったら、手紙を書いたり電話を下さい。幸運を祈ります。

重要!!

 祭典のパンフレットに印刷されていたように、銀行費用は参加者が支払います。

 銀行振り込みなら:全ての振り込み手数料はあなたが払います。よって、私達は全額を受け取ります。

 クレジットカードなら:私達が払わなくてはいけない料金を補うために、全額に3.35%を加えて下さい。

文責:北田誠治


 以上、我々が参加するカンタートの姿を少しでもご理解いただけましたでしょうか。なお、《EST》のHPにも、写真入で情報コーナーが出来ました。そちらもご覧ください。




向井正雄のホームのトップへ