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■メモリ
 文書データやプログラムデータを記憶する装置で、パソコン内の作業場所と言うことができる。容量を増やせば作業場所も広くなり、一度に多種の作業をすることができる。
 メモリにはいくつか種類があり、まずROM(リード・オンリー・メモリ)はデータの読み出し専用のメモリ。ROMは電源を切っても中のデータが消えないため、パソコンを動作させる基本的なものを保存するのに用いられている。一方、RAM(ランダム・アクセス・メモリ)には、メインメモリや画像用のメモリであるVRAMなどが含まれる。パソコンは電源が入り、ハードディスクからメインメモリにデータが読み込まれて、初めて使えるようになる。ここではデータはあくまで一時的に保存されているだけで、いったん電源を切るとすべて消去される。
 メインメモリの容量(大きさ)が少ないと、CPUがどれだけ優秀でも本来の性能が十分に発揮できず、パソコンの動作スピードは遅くなる。搭載メモリを増やすことでWindows(ウィンドウズ)上の処理をスムーズに行えるようになり、結果としてCPUの性能を引き出すことができる。一般的なビジネス環境ではWindows98、MEならメインメモリが64MB以上、Windows2000なら128MB以上で、グラフィックを含むAV系のアプリケーションを利用する場合には256MB以上のメモリがほしい。
 また増設スロットが付いていればメモリは増やすことができる。カタログにどこまで増設できるのか、空きスロットの数などが書かれているので要チェック。空きスロットがないと、いま入っているメモリと入れ替えることになり、これまで使っていたメモリが無駄になることがある。
 増設する場合は、メモリの種類、容量、形状(SIMM/DIMM/RIMM)、空きスロット数、対応ベースクロック、パリティ/ECCの有無、CL(Cas Latency)の値などを知っておこう。
 i(intel)486からPentiumが主流の頃は72ピンのSIMMメモリが普及していた。72ピンSIMMは32ビットのデータ幅しか持たないため、64ビットのバス幅がPentium以降のマシンでは2枚単位で増設する必要があった。そこで初めから大容量のアクセスに対応した168ピンのDIMMを使用する機種が徐々に増えてゆき、今ではこちらが主流となっている。DIMMの場合は、EDO DRAMよりもさらに高速アクセスに対応した、SDRAMというメモリを使用しているのが一般的だ。ベースクロック(FSB・転送周波数)は66MHz、100MHz、133MHzで、CPUを高速なものにしてクロックを上げた場合は、メモリも同様に高速転送に耐えるものにする必要がある。たとえば、ベースクロック133MHzで動作させるには、PC133SDRAMが必要になる。
 また、i820チップセットを使用する場合、DirectRDRAM(RIMM)と呼ばれる高性能のメモリを使用する事を推奨している。メモリ・バスクロックが600〜800MHzで1.6GB/secと高速処理ができるものである。RIMMの場合には必ず全スロットを埋めておかなくてはならないという規則があり、その場合RambusContinuityRIMMモジュールという容量を持たないRIMMを挿しておくことになる。