今回はパーツの製作です。
スカイラインのテールレンズベースですが、腐蝕が酷いので作ってほしいとのことです。
実車がないので持ち込まれた現物がどの程度実車に忠実なのかわかりません、仕方ないのでとにかく錆だらけの現物に忠実に作ってみます。
大きく穴が開いている部分あり、触ると脆く崩れてしまう部分もあり、
と、取り扱い注意の状態です。
漠然と眺めていても、錆穴で形状が不明瞭な部分も多く、どこから作ったらよいのかわかりにくいので、一旦 CG で復元しながら考えます。
CGでの作業ならやり直しが簡単に出来るので、復元をしながら作業手順も考えます、
まず、高度なプレスなどないので作業は地味な手で叩く鈑金となります、
そうなると一体成形は無理、いくつかのパーツに分割して、それを組み立てて作るように考えてCGにしていきます。
もっと鉄板を節約して無駄のない分割ができるとも思いますが、今回は作業が楽になるように分割してます。
初めて診たときはなんか複雑そうな印象だったのですがこのように作ってみると分割は4です。
このCGから展開図を取り出し、鉄板を切り出すときの参考図にします。
今回は実車が無いので持ち込まれた部品の寸法だけがたよりです、このあとは現物の寸法をしつこくチェックしながら作業を進めます。
展開図に実寸を書き込んでいきます。準備ができたら鉄板の切り出し。
鉄板を曲げて溶接していきます。
ここでミスに気付きました。。。
慎重に図ったのに、ケガキ線を間違えて小さなパーツを作ってしまいました。
毎回このような失敗をしていますが、せっかちなのでなかなか学習しません。
再度作り直して次に進みます。

次に曲げ加工をするためのJIGを作り、合わせながら作業します。

分割4で作り始めたのですが、曲げが面倒だったので一つ分割を増やして溶接しました。

バルブ取付け部をつけるための穴空け加工をします。

ここでつまらないミスをするとまた最初から作り直しなので慎重にけがいてます。

穴あけと細かな曲げ加工が終わったのでレンズ取付け面はひとまずここまで、次はバルブ取付け部を作ります。

今作った部分と現物と寸法を確認しながら次の鉄板を切り出します。

切った鉄板を曲げ加工して溶接の準備です。

溶接まで無事に終りました。今回の作業で唯一均し鈑金をしたところです。
均し鈑金のあと、溶接した部分を磨いて次に進みます。
別々に作った部分をくっつけます、この二つの部分はオリジナルもスポット溶接でついているのでそれにならってスポット溶接で接合します。

なんだかわからなかった部品もこうやってつけてみると、完成がイメージできてきます。
このあとは穴あけとステーを取り付ければ終わり。

ステーを取り付けたところで製作は終了です。
作って見ましたが、しかし、実車が無いのでなんとも不安です。会社にハコスカがあるのでもしかしたら合うのではないかと思いましたが、前期のテールはサイズが違うようです。

次はメッキを施すために鉄板を磨きます。
サンドブラストとグラインダーで磨いた部品をメッキ屋さんに渡して完成を楽しみにまちます。

仕上がってきました、キレイにメッキされているのですが、肝心の反射板部分にまったく光沢が無く光量が足りないんじゃないかと不安になったので、急遽ステンレスで反射板を作りました。