「医学」は、「科学」にあらず
「医学常識はウソだらけ」
分子生物学が明かす「生命の法則」
物理学者 三石 巌著 クレスト社
多くの医者は、彼らのあいだで「常識」となっているマニュアルどおりに治療を行うだけである。ある治療法がひとたび「医学常識」として定着してしまうと、誰もそれを疑おうとしなくなる。科学は日進月歩で進歩しているにもかかわらず、医者は自分たちの「医学常識」が一転して「非常識」になるとは少しも思っていないのである。
たとえ医学以外の学問分野で病気の治療に役立つ新しい発見があっても、それに耳を貸そうとはしない。せっかくの学問的成果を活かそうとはせず、患者に対して誤った治療を施しているのだとしたら、これは人間の英知に対する冒涜としかいいようがないではないか。
(中略) そもそも、医学という学問は科学ではない。科学であるためには「検証の精神」が不可欠であり、「検証」とは仮説を実証する科学的手続きのことである。だが、人間の生命に関わる分野であるだけに、昔からこの「検証」という手続きが曖昧のままに放置されてきたのである。
| 序 章 「医学」は「科学」にあらず |
| 第1章 「医学常識」はウソだらけ |
| 第2章 分子生物学こそ、本当の医学 |
| 第3章 「健康常識」もウソだらけ |
| 第4章 医学で病気は予防できない |
三石 巌 先生 略歴
1901年、東京生まれ。東京帝国大学理学部物理学科卒。同大学院終了後、日大、慶大、津田塾大、清泉女子大で教鞭を執る。還暦を機に医学にも造詣を深め、分子生物学に基づいた「分子栄養学」を創設。健康とは細胞レベルからの自主管理にあると説いた三石理論の成果は高く評価されている。著書は教科書18冊をはじめ、『脳細胞は甦る』など自然科学から哲学まで300冊以上。1997年1月、95歳で逝去。( 本書は三石先生最後の著書。)
なお、本文中、ナトリウム説(通説)で高血圧の解説がありますが、近年、愛媛大学・奥田教授の研究により、塩素説が正しいことが判明しました。
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