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服の加工法のあれこれについて

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 ■0.服の加工法のあれこれ もくじ

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 1−1.フワフワ加工の特徴

 1−2.フワフワ加工の前準備

 1−3.フワフワ加工する

 1−4.フワフワ加工の完成

 2−1.タイツを履かせる

 2−2.柄入りタイツを履かせる

 3−1.布に柄を入れる(使う素材を加工する)

 3−2.素材を使って布に柄を入れる

 3−3.柄入り布の影入れ方法

 4.様々な素材を使った例


 ■1−1.フワフワ加工の特徴

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●フワフワ加工の特徴 (右図)

 サンタコスチュームなどの冬服には、ファーなどのフワフワした素材(右図)があります。
 このフワフワ感を出す加工法を紹介します。
 ファーにはシワはないので、キャラクター編で説明したセルぼかし塗りではなく、ぼかし塗りのみで塗ります。
 また、立体化は色を置いた本体と主線を統合して、指先ツールを使ってまとめて加工するのが特徴です。
☆ポイント:
 細かいパーツ毎にレイヤーわけする必要があります。

●赤い布を塗る

ファー(ふわふわ)
 赤い部分はセルぼかし塗りでシワを入れ、ぼかし塗りで立体影を入れていきます。
 セルぼかし塗りついては、「服の塗り方編」を参考にしてください。
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【参考サイト】
ただいま募集中です。(自己推薦も受け付けます。)
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 ■1−2.フワフワ加工の前準備

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●色塗りの前に・・・ (図A・図B・図C・図D・図E)

 色を塗る前に、各パーツのレイヤー調整をしておきましょう。
 接触するパーツはすべてレイヤー分けしておきます。
☆注意:
 1枚のレイヤーで作業しても問題はありませんが、時間がかかる上に、フワフワ感が弱くなるなど弊害が出やすくなります。

 基本は、奥にあるパーツほど下に配置します。
 例えば今回のような場合、図A(奥)〜図E(手前)のようにレイヤー分けしてあります。
 各パーツに対応する主線も同様にして分けておきましょう。
☆ポイント:
 主線は後で各パーツに合体させるので、主線もレイヤーを正確に配置しておきましょう。

レイヤーの立体配置
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●フワフワ加工の影入れ1 (図A・図B・図C)

 影を入れるところまでは、今までと同様です。
 まず、ベースのレイヤーを新規で作成し、下地レイヤー以外は見えなくして、 下地から色域指定で選択範囲を得て、フワフワ部分のベースとなる色を置きます(図A)。
☆ポイント:
この段階でレイヤー分けしておくと作業しやすいです。

 ベースが出来たら影入れをしていきます。影用のレイヤーを作成し、クリッピングしておきます。
 あとは、肌と同じぼかし塗りの要領で、全体の影入れをしていきます(図B:影1段目,図C:影2段目)。
 ぼかし塗りついては、「肌の塗り方編」を参考にしてください。
☆ポイント:
 明るい部分の輪郭線ギリギリのところにも影を入れておくと、後で立体を出しやすくなります。

ファーの影入れ1
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【参考サイト】
ただいま募集中です。(自己推薦も受け付けます。)
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 ■1−3.フワフワ加工する

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●フワフワ化の穴開きを防止する (図A・図B)

 ベースと主線、2種類のレイヤーをそれぞれ複製し、複製したレイヤーを最上部に配置します。
☆ポイント:
 指先ツールでこすったところは不透明度が落ちるので、どうしても穴が開いてしまいます。
 元の素材を下に配置しておくと、上の素材の不透明度が落ちたとしても下がカバーするので穴はあきません。

 一部の主線にフワフワパーツがはみ出してくることがあります(図A)。 これは他の主線レイヤーの上に、ベースレイヤーを配置したからです。
 これを消しゴム等で主線をなぞるように消します(図B)。

●フワフワ化する (図C)

 複製したベースレイヤーと主線レイヤーを各パーツ毎に結合します。
☆注意:間違って全パーツを統合しないようにしましょう。
 ここからフワフワ加工の作業に入ります。
 指先ツールを選択し、オプションの強さを25%にします。
☆注意:強さの値が大きすぎると綺麗に仕上がりません。
 次に、パーツの主線に沿って、ゴシゴシとこすっていきます(図C)。
☆ポイント:
 こする幅が広いほどフワフワ感のボリュームがアップします。
 また、何度もこすることによって、よりフワフワ感があがっていきます。

☆ポイント:
 この段階では薄くても問題ありません。
 後にレイヤーを複製することで、濃くすることが出来ます。

フワフワ加工
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●フワフワを濃くする (図A)

 ある程度こすったらレイヤーを複製します。 すると、薄くなっていた部分が濃くなります(図A)。
 次に、複製したレイヤーを複製元と結合し、先ほどと同様にこすっていきます。
 またある程度こすれたらレイヤーを複製しましょう。 薄くなった部分が濃くなったら加工完了です。

●はみ出しを修正する (図B・図C)

 フワフワ加工をした後は、はみ出し部分に注意しましょう。
 例えば図B○のような場所は修正する必要があります。 立体的にフワフワが存在しないからです。
 修正は、主線からはみ出た部分を消しゴムで丁寧に消していきます。
 他のレイヤー分けしたパーツも同様にします。
☆ポイント:
 フワフワに接触する部分(今回は左手)は、接触するパーツの主線等にはみ出しても問題ありません。
 先ほどのように、修正するべき箇所もありますが、そのままにした方がフワフワ感が出る場合もあります(図C○)。

●フワフワ加工の影入れ2 (図D)

 最後に影入れをします。
 新規レイヤーを乗算モードで作成し、レイヤーをクリッピングしておきます。
 後はぼかし塗りの要領で、影の出来る部分にブラシで影入れをしていきます(図D)。
☆ポイント:光の当たりにくい部分に薄く入れてやると立体感が増します。
フワフワを濃くする
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 ■1−4.フワフワ加工の完成

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●完成イメージ (図A・図B)

 フワフワ加工の完成イメージ(図B)です。
 加工前(図A)と比べると、ずいぶん暖かそうに見えるはずです。
 フワフワ感のボリュームは、指先ツールのこすり幅に比例しています。
 大きくこすればフワフワ感は増しますが、他のパーツとのバランスも大切なので、程よくやっていきましょう。
☆ポイント:フワフワ加工は獣人系のネコ耳や尻尾にも応用できます。
完成イメージ
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 ■2−1.タイツを履かせる

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●タイツを履かせる (図A・図B・図C)

 タイツを履かせてみましょう。
 最初は最もポピュラーなタイプのタイツを履かせてみます。
 足が部分的に露出している場合、非常に単純な作業で実現できます(図A)。
 まず、足の部分の主線を黒っぽく修正します(図B)。
 肌の主線レイヤーをアクティブにし、足周辺を選択範囲で囲みます。 後は、透明ピクセルをロックして、こげ茶で塗りつぶせばOKです。
 次に、肌関連のレイヤー(主線は含まない)を統合し、統合したものを複製して、描画モードを乗算にします。
 さらに、メニューより、イメージ→色調補正→彩度を下げる、とすると、薄いタイツを履いた状態になります。
☆ポイント:濃さが足りない場合、乗算モードのレイヤーを複製すると濃くなっていきます。
 4回複製すると、素足の状態から黒っぽいタイツを履かせることが出来ました(図C)。
タイツを履かせる
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 ■2−2.柄入りタイツを履かせる

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●取り込み素材(スクリーントーン)を使う (図A・図B・図C・図D)

 今回は取り込み素材を使用します(図A)。 これはスクリーントーンを取り込んだものです。
☆ポイント:最近のスクリーントーンは柄としていい素材が揃っています。
 この素材の白い部分を選択し、近似色を選択して反転し、黒い部分を選択します。
 次に、選択した部分を移動ツールでカンバス移動させます(図B)。
 移動したレイヤーは、肌レイヤーのすぐ上に配置しておきましょう(図C)。
 まずは、自由変形で形や大きさを合わせていきます(図D)。
スクリーントーン素材を使う
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●素材を合成する (図A・図B・図C・図D)

 素材をあわせたら、下地などから選択範囲をとり、不要部分を削除します(図A)。
☆注意:
 作業は片足ずつしていきましょう。 両足を同時に操作した場合、模様がつながるなどして立体感を大きく損なってしまいます。 素材の配置は慎重に行ってください。

 次に色の調整をします。
 まずは素材の描画モードを乗算にします。
 さらに、メニューより、イメージ→色調補正→色相・彩度、として色彩の統一にチェックを入れて、色を変えてやりましょう(図B)。
 同様にして、もう片方の足も操作します(図C)。
 先ほどのタイツと合成すると、リアル感のある柄タイツに仕上がります(図D)。

●パスを使って網タイツを描く (図E・図F)

 網タイツの作成もしてみましょう。
 新規レイヤーを乗算モードで作成し、パスを網目状にとります(図E)。
☆注意:
 適当に線を入れると立体感を損ねます。 平面的な網柄の素材を使う場合は、シアーやワープを使って柄が立体感を持つように変形してから使います。

 パスの境界線を得た後、不要部分を削除すれば、網タイツが出来上がります(図F)。
素材配置の方法
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 ■3−1.布に柄を入れる(使う素材を加工する)

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●素材を使って布に柄を加える (図A)

 無地のものに模様を入れる方法は二つで、自分で描く方法と、取り込み等の素材を使う方法があります。
 今回もスクリーントーン素材を利用して柄を入れてみましょう(図A)。
☆ポイント:
 他にも、実際の布(ジーンズやハンカチ等)や、千代紙、ラッピング用紙等、使えるものがたくさんあるので試してみましょう。

●取り込んだ素材はゴミ取りから (図B)

 取り込み素材はゴミが入っているので、スポット修正ツールや消しゴム等でゴミを取り除きます。
 また、不要部分も取り除いておきます(図B)。

●柄の選択範囲を得る (図C)

 今回の柄はそのままだと使いにくいので、、細い線を太くし、細かいところを潰します。
 まず、選択範囲で花柄の線を選択します(図C)。
☆ポイント:
 自動選択ツールで白い箇所を選択(許容値は30くらい)し、メニューより、選択範囲→近似色の選択、とします。  さらにメニューより、選択範囲→選択範囲の反転、とします。

☆ポイント:
 今回のような複雑な素材は、無地の部分から選択範囲を得る方が、綺麗に選択範囲を得ることが出来ます。

 次に、選択範囲→選択範囲を変更→拡張、とし、選択範囲を1〜2ピクセル拡張します。
柄の選択範囲を得る
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●柄を潰す (図A・図B)

 この作業の目的は、柄が浮かび上がるような形に加工することです。
 まずは、黒の塗りつぶしで、選択範囲内を塗りつぶします。
 この段階で一度選択範囲は解除しておきます(図A)。
 次に、柄の周囲の塗りつぶしも行います。
 花柄の外側部分を自動選択ツールで選択し、メニューより、選択範囲→選択範囲の反転、とします。
 また、メニューより、選択範囲→選択範囲を変更→拡張、として、適当な大きさに範囲を拡張した後、 メニューより、選択範囲→選択範囲の反転、とします。
 ここで、黒の塗りつぶしで、選択範囲内を塗りつぶします(図B)。

●最後の色調整をする (図C)

 このままでは色が濃すぎるので、調整します。
 メニューより、イメージ→色調補正→色相・彩度、とし、 色彩の統一にチェックを入れて、明るさと彩度を出来るだけ高くし、色相も調整します(図C)。
☆ポイント:
 いきなり目的の色で塗りつぶした場合(特に薄い色)、全体の形状を把握しにくくなります。 まどろっこしいですが、選択範囲を順にとり、濃い色で塗りつぶしをし、最後に色調整をします。

柄を加工する
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【参考サイト】
ただいま募集中です。(自己推薦も受け付けます。)
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 ■3−2.素材を使って布に柄を入れる

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●素材を配置する (図A・図B・図C・図D)

 まず、加工した素材を移動ツールを使って移動させます(図A)。
 移動後は、主線のみを見えるようし、素材を使う場所を探します。
☆注意:
 立体差異のある部分(結び目と腰に巻いた部分)や、布のシワにまたがるように模様が入らないようにしましょう。
 適当に配置した場合(図B)、シワの部分や、結び目の部分で立体感を大きく損なっていることがわかると思います。

 模様を入れる場所が決まったら、下地から選択範囲を得ます(図C)。
 メニューより、選択範囲→選択範囲を反転、として、不要な部分を消去します(図D)。
 残った部分はベースとなり、これ以降は服の塗り方と同様です。
素材を配置する
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 ■3−3.柄入り布の影入れ方法

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●シワ入れと影入れ (図A・図B・図C・図D)

 まず、シワの影をセルぼかし塗りで2段階の影入れをします。(図A・図B)。
 次に、全体の影をぼかし塗りで、シワ同様に2段階で影入れします(図C・図D)。
 服の塗り方ついては、「服の塗り方編」を参考にしてください。
☆注意:シワや影のレイヤーはすべて乗算モードにしておかないと、柄が消えてしまいます。
☆ポイント:模様にかかる影の色は、後から変更出来るので、気にせず影入れしていきます。
シワ入れと影入れ
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●柄の影の色を調整する (図A・図B・図C)

 柄に合わせて色調整をします。
 先ほどのように色を置いていると、せっかくの模様が影で潰れてしまう場合があります。 このような場合に、簡単に色を置き換える方法があるのでここで紹介します。
 まず、ベースのレイヤーをアクティブにし、模様の白いところを自動選択ツールで選択します。
 次に、メニューより、選択範囲→近似色を選択、とし、柄の白い部分全体を選択します(図A)。
☆注意:柄が小さいと綺麗に選択範囲を取れないことがあります。
 ここから色を置き換えますが、ロックをかけないとうまくいきません。
 まず、各影全てのレイヤーの透明ピクセルをロックします。
 後は、柄に入れたい色を調整し、メニューより、編集→塗りつぶし、として全ての影を調整します(図B)。
 今回は黄色系の色を塗りつぶしました(図C)。
☆ポイント:
 最初に素材を潰したのは、この加工をしやすくするためです。 線が細いと、柄の色変えをしてもあまり効果が及ばない場合もあります。

柄の影を修正する
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 ■4.様々な素材を使った例

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●様々な素材を使った例

 ここで簡単に様々な素材を使った例を示します。参考にしてみてください。

●千代紙を使った例 (図A)

 1枚の千代紙を取り込んで浴衣の柄に使っています。
 胴の部分と袖の部分でエリア分けして素材を配置しています。
 こういう素材は一見平面に見えますが、しっかり影入れしてやることで、それなりに立体感を出すことが出来ます。
☆ポイント:単色系の千代紙は浴衣向き、多色系の千代紙は着物に向いています。

●スクリーントーンを使った例 (図B)

 2種類のスクリーントーンを取り込んで、タイツの柄に使っています。
 トーンには多様な柄があるので、いくつか持っておくと、かなりヴァラエティー豊かになります。
 加工方法は先に説明したタイツを履かせる方法と同様です。

●レース柄の生地を使った例 (図C)

 レース状の生地(確か、カーテンの布だったと思います)を取り込んで、女性物の下着の柄に使っています。
 下着のレースを1つ1つ描くのはかなり大変な作業です。 こういうときこそ素材を使いましょう。
 ホームセンターの裁縫コーナー等にレース状の生地が売ってますので、探してみると面白いかもしれません。
☆注意:(悪い例)
 ジーンズにテクスチャ素材を使っていますが、横線状の模様によって立体感を損ねています。
 見方によってはペッタンコに見えますよね?

様々な素材を使った例
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